女性ホルモンは生理や妊娠に関係するホルモンです。
じつは男性にも女性ホルモンがあり、髪の毛の生育や抜け毛、薄毛にも影響を与える大切なホルモンです。
女性の薄毛原因の多くは女性ホルモンが関連しています。
目次
女性と男性の薄毛の原因はホルモンにある?
男性の薄毛に男性ホルモンが関係しているのはご存知だと思いますが、女性の薄毛にも女性ホルモンが影響しています。
男性の薄毛と女性の薄毛は何が違う?
男性の薄毛の90%がAGA(男性型脱毛症)です。
男性ホルモン(テストステロン)と5αリダクターゼが結合し、悪玉男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)に変化することによって、ヘアサイクルを乱す遺伝的要因の強い脱毛症です。
男性のAGAは生え際や頭頂部など特定の場所から薄くなるのが特徴ですが、女性の薄毛では一本一本が細くなり、髪の毛全体の量が減ります。
女性の薄毛は、加齢による女性ホルモンの減少や、さなざまな要因によるホルモンバランスの乱れが原因です。
女性ホルモンが分泌されるまで
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類あります。
2種類の女性ホルモンは卵巣で分泌されています。その指令を出しているのが脳です。
女性ホルモン分泌までを簡単に説明します。
①脳の中にある視床下部から女性ホルモンを分泌するよう脳下垂体に指令を送信
↓
②指令を受けた脳下垂体から2種類の性腺刺激ホルモンが分泌
↓
③分泌された2種類の性腺刺激ホルモンの刺激によって卵巣内で2種類の女性ホルモンが分泌
女性ホルモンの分泌量は、女性ホルモンが減ってくれば増えるよう、逆に増えていれば減るように脳がコントロールするフィードバック機能(自動制御)によって保たれています。
女性ホルモン分泌の司令塔である視床下部は自律神経をコントロールする場所で、乱れると指令がうまく出せなかったりと女性ホルモンの分泌に影響を与えます。
女性ホルモンの働き
女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類あり、それぞれ役割が違います。
・エストロゲンは排卵前の卵胞の生育に必要で卵巣から分泌される卵胞ホルモン
・プロゲステロンは排卵後の着床と妊娠維持に働く黄体ホルモンです。
女性ホルモンのエストロゲンは女性らしい丸みのある体や、肌や髪の毛を作る役割をしていています。
エストロゲンの分泌が活発であれば髪の毛の成長も活発になるなど、髪の毛の成長に大きく関わるホルモンです。
エストロゲンが減少したり、うまく分泌できなくなると抜け毛や薄毛の原因になります。
他にも肌の弾力や美しさに関係のあるコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを作り出す線維芽細胞に働きかけます。
美肌成分の生成を助けたり、自律神経や骨密度にも関りがあるホルモンです。
女性ホルモンが減少すると薄毛になる
エストロゲンが髪の毛の成長に関係していることは、女性の抜け毛や薄毛にも影響を及ぼしています。
女性ホルモンバランスを整えて薄毛対策を行いましょう。
女性ホルモンが髪に与える影響は?
女性ホルモン(エストロゲン)は髪の毛の生育やコラーゲンの生成など助ける役割をしています。
ホルモンバランスの乱れや、減少による髪に与える影響は以下です。
・ツヤがなくなった
・パサつく
・ハリがなくなる
・細くなった
・抜け毛が多くなる
・全体のボリュームダウン
このように、全体的に薄くなり、特に負担の大きい分け目部分の頭皮が透けて薄毛になるのです。
女性ホルモンが乱れる原因
次のような行動を長年続けていると女性ホルモンのバランスが崩れやすくなります。
・生活習慣の乱れ
・過度なダイエット
・ストレス
・喫煙(女性ホルモンが分解される)
日々の行動を見直しましょう。
加齢で女性ホルモンは減少
出典:内閣府ホームページ (男女共同参画白書 平成30年版)
女性ホルモンが減る大きな原因は加齢などによる閉経です。
上の図では、女性は青年期である20歳から30歳にかけて女性ホルモンはピークを迎え、その後は減少していきます。
更年期に差しかかると閉経前後に女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少します。
個人差はありますが閉経前後40歳後半から50歳後半にかけて女性ホルモンが減ることによって起こる症状を、更年期障害と言います。
女性ホルモンの整え方
女性ホルモンが分泌される量は一生のうちティースプーン一杯ほどで、体内でしか分泌されない化学物質です。
普段の生活でホルモンバランスを整えたり、女性ホルモンと似た働きをする栄養素を取り入ることで薄毛対策することが重要です。
他にも生理不順などの治療で使用される低用量ピルも女性ホルモンを含んだホルモン剤です。
ホルモン補充治療で使用するより強いもので、閉経後も長期間使用すると乳がんや血栓症のリスクが増しますので治療以外での使用はやめましょう!
ホルモン治療は身体的リスクを伴います。普段の生活習慣改善でホルモンバランスを整えましょう!
バランスのとれた食事
残念ながら女性ホルモンを直接増やす食べ物はありません。
偏った食事は体に必要な栄養素が不足し女性ホルモンにも影響します。
バランスの摂れた食事を心がけ薄毛リスクを減らしましょう。
良質な睡眠
卵巣から分泌される女性ホルモンですが、指令を出しているのが脳の視床下部です。
睡眠不足などで脳が疲れているとうまく指令が出せなかったり、ホルモンバランスが乱れ薄毛になる原因になります。
・起床時に朝日を浴びる→体内時計リセット
・温めのお風呂に浸かる→交感神経から副交感神経へ
・22時までに寝る(就寝時に女性ホルモンは分泌します。22時は理想ですが、せめて24時までには寝るようにしましょう。)
自律神経の乱れを防ぐ生活
自律神経とホルモンは連動しています。
自律神経が乱れると女性ホルモンの分泌も乱れて薄毛の原因になります。
規則正しい生活や、スイッチ(気持ち)のオンオフを意識的に行いホルモンバランスを整えましょう。
自律神経が乱れる1番の原因はストレスといわれています。
ストレスは女性ホルモンの分泌を乱し、体の様々な部分に影響を与え、薄毛の原因になります。
ストレス発散やストレスを溜めないよううまく付き合うことで自律神経の乱れを回避していきまよう。
大豆イソフラボンを摂る
女性ホルモン(エストロゲン〉と似た働きをするのが、エクオールです。
大豆に含まれる大豆イソフラボンが腸内細菌によって、女性ホルモンと似た働きをするエクオールという物質に変わります。
ただ、日本人の2人に1人しかこの細菌を持っていないので50%の人はエクオールを作ることが出来ません。
もし、自分がエクオールを作ることができるのか気になる女性の方は、エクオール検査をインターネットから申し込めば検査キットが送られ4000円ほどで調べることができます。
大豆には私達人間に必要なたんぱく質をはじめ豊富な栄養を含み、しかもカロリーゼロのスーパーフードです。
エクオールが作れないとわかっても積極的に摂取しましょう。
ただし、大豆イソフラボンの1日の摂取量は70~75mgと決められていますので、取り過ぎには注意しましょう。
「女性ホルモンが低下すると薄毛になる」理由と対策まとめ
女性の体は女性ホルモンの影響を常に受けている状態です。
毎月の排卵や月経や妊娠、出産、閉経と、常に体内に変化がありとてもデリケートにできています。
女性ホルモンが崩れると薄毛になるリスクだけでなく、体の不調など精神的にもダメージを受けてしまいます。
女性は家事に育児、仕事にご近所さんやママ友などの付き合いなど、ストレス源が多いです。
毎日、時間に追われストレスを発散する時間も場所もなかったり、薄毛リスクと常に向き合った状態です。
誰かに相談するだけでも心の負担を軽くすることができます。
上手に女性ホルモンと付き合っていきましょう。
スーパースカルプ発毛センター「女性の発毛症例」のまとめ記事はこちらをご覧ください。↓
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