

ミノキシジル外用薬(塗りミノ)を使っているのに効果が実感できず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回の結論はこちらです。
- ミノキシジル外用薬は約9割の人が効果を実感できる発毛剤!
- 塗りミノが効かない原因の多くは「タイミング・量・塗り方」にある!
- 正しい使用法を守れば改善の可能性は大幅に高まる!
この記事では臨床データを基にした塗りミノの効果と、失敗する3つの原因、そして正しい使用法について詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みください!
なお、今回の記事はYouTube「【発毛剤】ミノキシジルを使って生えない人に共通する3つの失敗ポイントを伝えます!」を参考に作成しました。動画で内容を確認したい方は、こちらをご覧ください。
目次
塗りミノの効果を臨床試験データで解説

ミノキシジル外用薬は、6か月で約90%の人が何らかの発毛改善を実感できると証明されています。今回参考にしたのは以下の2つのデータです。
上記のデータを以下の表にまとめました。

大正製薬の「リアップ」臨床試験では、使用を始めて12週間後(3ヶ月後)までに「変化なし」の割合がどんどん減り、「軽度改善」が半数以上に上昇しているのがわかります。
さらに、24週間後(約6か月)に「変化なし」と回答したのはわずか8.3%で、残りの93.7%は改善を実感している結果となりました。

上の表はリアップの臨床試験と、2009年に発表された論文を比較したものです。300名の男性を対象とした試験で、頭皮の同一部位(1㎠)における毛髪数の変化を表しています。
リアップの結果と同様、論文でも塗りミノを使用して24週間後(6ヶ月後)には、5%濃度のミノキシジルで毛髪本数が26.4本と大きく増加しています。
また、時間経過による改善率の変化も重要なポイントです。
塗りミノ開始後4週間(1ヶ月)時点では、改善を実感した人は約4%で毛髪数も1本ほどだでした。しかし、20週間(5ヶ月)後には軽度~高度改善を含めて90%以上まで急増しています。

臨床データが示すとおり、効果が出たかどうかを1ヶ月前後で判断するのは早すぎる可能性があります。まずは正しい使用法で5ヶ月間は継続することが大切です。
ミノキシジルが効かない人に共通する3つの失敗ポイント

塗りミノで効果が出ない人には、3つの失敗パターンがあります。
- 使うタイミングを間違えている
- 塗布量が足りない
- 狙った場所に正確に塗れていない
これらを改善するだけで、効果が大きく変わる可能性があります。
【失敗ポイント①】 使うタイミングを間違えている
塗りミノは1日2回、毎日継続して使うことで効果が出ます。
「夜だけ1回」や「2〜3日に1回」など、不定期に使用していると効果が薄れてしまいます。「髪が生えてきたから」と自己判断して回数を減らすのもNGです。
また、効果を焦ることも失敗につながります。

このような声もありますが、1ヶ月に1本使用する計算なので、現状1ヶ月しか継続していないことになります。臨床試験データでも2ヶ月時点で役87%が「変化なし」と回答しています。
最低でも5ヶ月間継続しないと、統計的にも変化は期待できないでしょう。

【失敗ポイント② 】塗布量が足りない
リアップを始めとした国内製品は1回1ml、海外製品(スプレータイプ)は5~6プッシュが目安です。
塗布量が足りないと毛包に薬剤が行き渡らず、十分な効果が得られません。ケチって半分だけ使うと、当然効果は得られにくくなります。
一方、使用初期に頭皮にかゆみなどの異常が出た場合は、少量から始めて徐々に量を増やす方法もあります。

【失敗ポイント③ 】狙った場所に正確に塗れていない
塗りミノを生やしたい部位にのみ、『ちょんちょん』と軽く付ける塗り方も効果が薄くなる原因の一つです。
塗りミノは、患部だけでなく「生やしたい部位+周囲数センチ」へ放射状に塗布するのがポイントです。
たとえば、生え際を狙っていても実際はおでこにしか濡れていない…といったケースも多くみられます。しっかりと適量を塗り込むように使用してください。

失敗しない!正しく使える塗りミノのコツ2選

塗りミノの効果を最大化するための実践的なコツを2つご紹介します。
- 乾いた髪に使用する
- 鏡を使って確認しながら塗る
これらを守ることで、塗りミノの効果を格段に高めることができます。
【塗りミノのコツ①】乾いた髪に使用する
塗りミノを濡れた髪に使用するのはNGです。髪の水分で薬液が薄まったり垂れ流れたりして、頭皮へ浸透しにくくなるためです。
塗りミノを使用するときは、お風呂上がりでも必ず髪を乾かしてから使用しましょう。

【塗りミノのコツ②】鏡を使って確認しながら塗る
塗りミノを使用するときは、鏡の前で行いましょう。手探りや感覚だけで使用していると、しっかりと患部に届いていない可能性が高いです。
つむじや後頭部など見えにくい部分も、合わせ鏡などで確認しながら塗ることで、きちんと狙った部位に塗布できます。

塗りミノで効果が出るまでにかかる費用

塗りミノは5ヶ月間の継続が必要なので、1ヶ月1本の計算で、最低でも計5本用意する必要があります。主要な製品の5か月分のコストを比較してみましょう。
- リアップX5:1本6,000円×5=3万円
- 国内メーカー:1本約3,000円×5=約1.5万円
海外から個人輸入で手に入れる場合、もう少しコストを下げられるでしょう。大切なのは、事前に予算を把握しておくことです。お金が工面できずに継続できなくなった…となっては、本末転倒です。
塗りミノを始める前に、おおよそのコストを計算しておくと安心ですね。

また、ミノキシジルの選び方や購入方法について詳しく知りたい方は、関連記事「ミノキシジルの塗り薬のおすすめは?購入先や選び方で効果が大きく変わるの?」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
【本当に必要?】塗りミノ以外の薬との比較



発毛の知識がある方は、このような疑問が湧いてくるでしょう。ここでは、それぞれの薬の特徴や、塗りミノとの掛け合わせについて解説します。
①フィナステリド
フィナステリドはAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)を抑制する薬です。
髪を生やす効果のあるミノキシジルが「攻め」に対して、フィナステリドは「守り」の薬となるため、この2つの併用は「AGA対策の王道」と言われています。
ただし、実際に「攻め」の薬である塗りミノだけでも効果が出る人は多くいます。脱毛のレベル・体質・日常のケア次第では、必ずフィナステリドが必要とは限りません。
ステップとして、まずは塗りミノで試してみて、それでも改善しない場合にフィナステリドを検討する順番がおすすめです。

②ミノタブ
ミノキシジルには内服薬と外用薬の2種類があります。外用薬の塗りミノに対して、ミノタブは内服薬という位置付けです。
内服薬であるミノタブの方が、塗りミノよりも即効性があります。ただし、その分以下のような副作用のリスクも高くなることを覚えておきましょう。
- 多毛症(顔や退位毛が濃くなる)
- むくみ
- 動悸・息切れ
- 初期脱毛
- 低血圧
長期的な視点でみると、内服薬を飲み続けるのは難しい一面があります。また、副作用をきっかけに中止すると、リバウンドで一気に髪が抜けてしまう可能性もあります。
発毛はスタートからアクセル全開の短距離走ではなく、自分の体と向き合いながら一定のペースを保ってコツコツと継続するマラソンとして考えましょう。

フィナステリドやミノタブを始めるタイミングや注意点については、YouTube「【薄毛治療薬】薬に頼るならコレ!薄毛改善ロードマップのステップ2【後編】」でも詳しく解説していますので、合わせてぜひご覧ください。
まとめ|塗りミノは正しく使用しながら継続することが成功の鍵

塗りミノは、臨床データでも90%以上が改善の効果を実感しています。効果が感じられずに悩んでいる方は、一度「タイミング」「量」「塗り方」を見直しましょう。
また、効果を実感するまでに最低5ヶ月の継続が必要ですので、1本使い切って効果を感じられなくても、あと4本は試してみてくださいね。
即効性を求める発毛対策は、その分リスクも大きくなります。最低でも半年前後はかかるものと認識をして、使用する薬品のコストも大まかな予算は立てておくことが大切です。。

それでも不安な場合は、専門家に相談するのもおすすめです。
スーパースカルプ寝屋川枚方店では、塗りミノを含む薄毛治療の正しい方法について丁寧にアドバイスいたします。
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