円形脱毛症は「ストレスが原因」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回の結論はこちらです。
円形脱毛症はストレスが原因と思われがちですが、科学的根拠は乏しいです。
ただ、当店の円形脱毛のお客様を見ていると高ストレスの方は多く、発症の一因として何かしら関連しているのでは?と考えています。
この記事を読めば、円形脱毛症の種類や初期症状、円形脱毛症にならないためのポイントがすべてわかります。
目次
円形脱毛症とは?
「円形脱毛症」とは、頭部に10円玉くらいの大きさの円形や楕円形の脱毛症状が生じる疾患です。
1つ2つの軽度なものから、頭部だけではなく眉毛やまつ毛など体の毛にまで広がる重度なものまで、人により症状はいろいろです。
良くなったり悪くなったりを繰り返しながら徐々に拡大していくケースもあります。
髪は外見の印象にも影響するのでお悩みの方も多いですが、一人で抱え込まずに早めに専門家に相談することも大事です。
自己免疫反応について
円形脱毛症になると、Tリンパ球という細胞が、毛根を攻撃してしまうことで毛が抜けてしまうことがあります。
Tリンパ球が毛根を異物として認識し、攻撃してしまうからです。
この異常事態を「自己免疫反応」と呼びます。
Tリンパ球は正常時には、細菌などの異物を攻撃する働きをします。
円形脱毛症の種類
円形脱毛症には、いくつかの種類があります。
- 単発型
- 多発型
- 多発融合型
- 全頭型
- 汎発型
この中でもご相談の多い「多発型」の症例をご紹介します。
こちらの男性は、円形脱毛症を発症してから4ヵ月でここまで脱毛箇所が増えた多発性脱毛症の男性です。
更に悪化すると、全頭型、汎発型となり、改善が難しくなります。
皮膚科や大学病院の治療で効果がなく、早めに相談に来店されたことで改善することができました。
円形脱毛症の危険サイン(初期症状)
円形脱毛症の初期症状には以下のような特徴があります。
- 何の前触れもなく、髪が抜け始める
- 地肌が見える箇所があり、円形または楕円形になっている
- アトピー性皮膚炎や気管支炎、アレルギー鼻炎などの疾患がある
- 起床時に枕元に抜けた毛が落ちている
- 円形に脱毛している箇所の周りの毛を引っ張ると、簡単に痛みなく抜ける
このような症状は、円形脱毛症の危険サインです。
治療が必要か否かを自分で判断するのは難しく、症状が悪化してしまうこともあります。
まずは、信頼できる専門家に相談するのがよいでしょう。
円形脱毛症なのかどうかを早めに見極めて、改善にむけて取り組むことが大事です。
円形脱毛症の原因はストレス!?
円形脱毛症の原因には、さまざまな説がありますが「ストレス」が原因というイメージが大きいでしょう。
ただ、近年では「自己免疫疾患」が原因だとする説もあります。
円形脱毛症の原因と考えられる要因をいくつか見てみましょう。
ストレスは発症のきっかけの一つ
円形脱毛症の発症にストレスが関係するのか否かについては、以前から議論されているところです。
実際に当店に相談に来られる方も、強いストレスを抱えている方が多いです。
一方で、ストレスをまったく自覚していない方もいらっしゃいます。
ストレスは円形脱毛症の発症のきっかけの一つではありますが、科学的根拠は乏しいです。
自己免疫疾患
「自己免疫疾患」とは、免疫機能に異常がおこり、自分の身体の一部を異物と認識して自分自身の免疫機能で攻撃してしまうという病気です。
毛根を異物として認識してしまうことで、円形脱毛症が起きるとされています。
自分の免疫機能による毛根への攻撃で、抜け毛が発生してしまうのですが、なぜ起きるのかは解明されていません。
アトピー素因
アトピー素因とは、以下のようなアトピー性疾患をお持ちの方です。
- 気管支炎
- アレルギー性鼻炎
円形脱毛症患者の40%がアトピー素因を持っているといわれています。
遺伝
円形脱毛症は、遺伝による影響も大きいと言われています。
欧米の調査では、一親等内での発症率は、二親等以上の家族の10倍であるというデータもあります。
生活習慣(睡眠不足、過度な疲労)
睡眠不足や過度な疲労は、円形脱毛症を引き起こす要因になります。
円形脱毛症は理由がまだはっきりとわからない病気なので、基本の生活習慣を整えることは必須です。
規則正しい睡眠をとり、過度な疲労は避けましょう。
薄毛に良い生活習慣について、もっと知りたい方はこちらを参考にしてください↓
ホルモンバランスの変化
妊娠や出産などのホルモンバランスの変化は、円形脱毛症を引き起こす原因となります。
女性ホルモンには発毛を促す力がありますが、減少してしまうと薄毛になってしまうからです。
産後に抜け毛が多くなる「産後脱毛」を発症したときに、円形脱毛症を併発することもあります。
ウイルス感染
インフルエンザなどのウイルスに感染したことが原因で円形脱毛症になったという症例もあります。
なぜ、ウイルス感染により脱毛症になるのかはまだ解明されていません。
円形脱毛症を予防するために必要なこと
頭皮に気になる部分があり「もしかして円形脱毛症かな?」と思ったら、早めに行動しましょう。
ひとりで悩まずに専門家に相談することをオススメします。
自分でできる予防法も身につけて、脱毛部分が広がらないようにしましょう。
早期発見(サインを見逃さない)
円形脱毛症は、症状がひどくなると治療に時間がかかりますので早期発見することが非常に大事です。
- 髪がゴワゴワする
- 脱毛した部分の頭皮に違和感がある
- 抜けた髪に毛根がついていない
このような症状が見られた場合は、早めに専門家に相談しましょう。
早期に円形脱毛症か否かを判断することで、治療方法がわかり重症化を防げます。
ストレス解消
強すぎるストレスは、身体に悪影響を及ぼします。
上手にストレスを発散することは、髪にも良い影響を与えますので自分なりの発散方法を見つけておきましょう。
カラオケ、運動、友だちとの会話、ショッピングなど何でも良いです。
継続的に感じているストレスがあれば、その原因を見つけて解消するようにしましょう。
血行促進
「血のめぐり」が悪くなると、円形脱毛症の症状が悪化することがあります。
末端にある頭皮まで、栄養が届かなくなるからです。
頭皮マッサージなども効果的です。
頭皮マッサージについて詳しく知りたい方がこちらを参考にしてください↓
刺激の少ないシャンプー
洗髪は毎日するという方も多いですが、刺激の強いシャンプーは薄毛の原因になりますので注意が必要です。
洗いすぎも乾燥の原因となり、頭皮環境が悪化してしまいます。
シャンプーの選び方について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください↓
【育毛効果UPの基本】育毛に必要なシャンプーの選び方と発毛サロン直伝シャンプー方法を知ろう
バランスの取れた食事
偏った食生活は、髪の健康にまで影響を及ぼします。
偏食には気をつけてバランスのよい食生活を送りましょう。
薄毛予防の食べ物について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください↓
【即実践】薄毛に良い食べ物と、やめるべき薄毛が悪化する4つの食べ物習慣
まとめ|円形脱毛症を予防するには、ストレス発散以外にも早期発見や適切な治療が大切
円形脱毛症の原因と言われる「ストレス」は、発症のきっかけの一つにすぎません。
ストレスは科学的根拠はないと言われているものの、確かではありません。
早期発見のサインを見逃さず、不安に思ったら専門家に相談して適切な対処法を見つけましょう。
円形脱毛症は外見に大きく影響してくるので、重症化すると人目が気になったり、外出しにくくなったりします。
生活に影響がでてしまう前に、抜け毛の量や頭部の状態が少しでも「おかしいな?」と感じたら、早めにご相談ください。
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