薄毛改善のために薬を使い始めたものの、このように感じている方は意外と多いのではないでしょうか。
ミノキシジルを使っているのに思うように効果が出ないのは、頭皮自体に新しい髪の毛を生やす力が弱まっているからかもしれません。
どれだけ肥料を与えても、土台となる地面がしっかり手入れされていないと草や花は生えてきません。
頭皮も同じで、肥料(ミノキシジル)の与え方ではなく、土台となる地面(頭皮)がきちんと整っているかが重要です。
例えばこちらの動画をご覧ください。
前日に湯シャンをしてベトベト頭皮と頭皮クレンジングをして状態が良い頭皮との育毛剤の浸透実験です。
左側の頭皮は育毛剤が水たまりのようになっていますが、右側の頭皮は育毛剤がしっかりと浸透している様子がわかります。
つまり、普段使っている発毛剤も全く浸透していない可能性があります。
そうなってしまうと、せっかくは発毛効果のある発毛剤の効果を生かすことができません。
そこでこの記事では、ミノキシジルの効果がない原因と具体的な対策について解説します。
今回の結論はこちら。
ミノキシジルを半年使用していても効果を感じない場合は、頭皮の発毛力が弱っている可能性があります。
頭皮環境を良くするための対策を見直してみましょう。
場合によっては発毛サロンなどで頭皮の状態をチェックすることもポイントです。
この記事を読むことで次のことがわかります。
- ミノキシジルの使い方や効果が感じられる期間について
- 乱れた生活習慣はミノキシジルの効果を邪魔してしまう
- ミノキシジルの副作用
- ミノキシジルのよくある疑問と注意点
薬だけではなく、頭皮状態を知ることで薄毛改善に向けてなにをすべきかが見えてきます。
専門家に診てもらって、自分の頭皮状態を把握したうえで薄毛改善をしていきましょう。
目次
ミノキシジルの効果
ミノキシジルは、薄毛治療薬として広く知られています。
血管を広げて血流をよくし、毛乳頭細胞に栄養を届けることで、髪の成長を助けます。
ミノキシジルの種類は次の2つです。
- 頭皮に直接塗るタイプ(通称:塗りミノ)
- 内服薬として服用するタイプ(通称:ミノタブ)
男性型脱毛症(AGA)の治療薬として有効と認められておりますが、内服薬の方は日本では認可されておりません。
AGAの治療薬として認可されているのは直接頭皮に塗るタイプのみです。
ミノキシジルの効果と期待できる結果
ミノキシジルには発毛の効果が期待できます。
ただし、人によっては、最初は抜け毛が増えることがあります。
これは薬が効きはじめ、新しい髪の毛が古い髪の毛と入れ替わっている段階です。
初期脱毛といわれる症状で、詳しくは後述します。
効果が出るまでの最低使用期間
ミノキシジルの効果を感じるためには、最低でも3~6か月の継続使用が必要です。
なぜなら、髪の成長には生えてから抜け落ちるまでの毛周期があるからです。
髪が生えるスピードは1ヵ月に約1㎝であり、それなりに生えたかどうか実感してくるのに3カ月程度かかるということもあります。
男性型脱毛症(AGA)の場合、成長期が通常よりも短い期間で抜け落ちてしまいます。
この乱れた期間を整えていくには、3〜6か月は継続して使うようにしましょう。
ミノキシジルを半年近く使用しても効果がでない人の特徴
半年以上ミノキシジルを使用しているのに思うような効果が出ていない人には、次のような特徴があります。
- 初期脱毛の誤解
- 誤った使用方法
- 使用期間が短い
- 不規則な生活習慣
- 頭皮の発毛力が弱っている
- 薄毛の原因がAGA以外の場合
それぞれ詳しく見ていきましょう。
初期脱毛の誤解
ミノキシジル使用開始後に抜け毛が増えたと感じ、使用をやめてしまう人がいます。
これは初期脱毛という現象で、新しい髪が生えるために一時的に古い毛が抜ける状態です。
初期脱毛は薬が効き始めている証拠なので、あわてずに使用を続けましょう。
誤った使用方法
ミノキシジルは正しい使用方法を守り、毎日続けることが大切です。
量、頻度、塗布方法など、使用指示をきちんと守れていますか?
間違った使用方法で使用を続けていてもきちんとした効果は期待できません。
- 毎日使っていない
- 夜だけしか使っていない(朝晩の2回必要)
- 量をケチっている
上記のような使い方は思い当たりませんか?
お使いのミノキシジルの商品の取説をしっかりと読むようにしましょう。
使用期間が短い
ミノキシジルの効果を感じるためには、最低でも3~6か月程度の使用が必要です。
一時的に使用をやめたり、不定期に使用したりすると効果が出にくくなります。
中途半端に使うのをやめる方はもったいないですよ。
よく、発毛剤の広告などで1カ月程度で生えた!と伝えている写真がありますが、ウソですからご注意くださいね。
不規則な生活習慣
健康的な頭皮環境を保つためには、規則正しい生活とバランスのよい食事が大切です。
睡眠不足や偏った食生活は頭皮環境を乱し、ミノキシジルの効果を弱めてしまいます。
薄毛治療には薬だけではなく、健康的な生活習慣も必要です。
下の写真をご覧ください。
桶理論といって、1枚1枚の縦向きの板が円筒形にずらーっと並べられていて、中に水が入っています。
この1枚1枚の板は、ヘアケアの中で、例えば”アミノ酸系シャンプーを使う”だったり、生活習慣では”食生活を見直す”といった項目があります。
この水が髪が生やす力と考えてください。そんな桶の板のうち、1枚が何かの原因で短くなってしまいます。
そうなると、そこから水がどんどん漏れてしまうので、水がなくなることで生やす力もだんだんと弱くなってしまいます。
そのため、この短くなった板を徹底的に対策していくことが重要です。
薄毛の原因がAGA以外の場合
ミノキシジルは主に男性型脱毛症(AGA)に対する治療薬です。
薄毛の原因がAGA以外の病気や状態(円形脱毛症など)の場合、効果が薄い可能性があります。
AGAに当てはまらなかったとしても適切な治療が必要なケースもあるので、自分がどうかわからない場合は専門家に相談するようにしましょう。
半年以上ミノキシジルを使用しても効果がでない人の対策
ミノキシジルの効果が出ないときは、次の対策をしてみてください。
- アミノ酸系シャンプーを変える
- 長期間の使用を継続する
- 正しい使用方法を確認する
- 生活習慣の改善
- 専門家に相談
これらの対策をすることで、正しい効果が現れるようになるかもしれません。
ぜひ諦めずに試してみてください。
アミノ酸系シャンプーに変更する
特に塗るタイプの塗りミノを使っている方はアミノ酸系シャンプーを変えることは重要です。
生える土台となる頭皮環境が整っていないと、生やす力を高めることができません。
もし、シャンプーについてアプローチが弱いなと感じたら、アミノ酸系シャンプーに変えて、シャンプーのやり方を見直すようにしてみてくださいね。
シャンプーの詳しい説明はこちらにまとめています。
【育毛効果UPの基本】育毛に必要なシャンプーの選び方と発毛サロン直伝シャンプー方法を知ろう
長期間の使用を継続する
ミノキシジルの効果はすぐに現れるものではありません。
むしろ、3〜6か月以上の長期間にわたり続けて使用することではじめて目に見える効果が現れることが多いです。
人によって効果が出やすい人や、反対に出にくい人もいますのであせらなくて大丈夫です。
短期間で結果が出ないからといってあきらめず、使用を続けてみてください。
適切な使用方法を確認する
ミノキシジルの効果を十分に引き出すためには、正しい使用方法が重要です。
使用量、塗布方法、使用頻度など、ミノキシジルの適切な使用方法を再確認して正しく使えているか見直してみましょう。
内服薬を服用している場合、日本では厚生労働省の認可が下りていないため、用法・容量はくれぐれも医師の指示に従ってください。
生活習慣の改善
健康的な生活習慣を送ることで、土台となる頭皮の状態を整えることが大切です。
活力ある頭皮を作り上げれば薬の効果は高まります。
具体的にはバランスの良い食事、十分な睡眠、ストレスの管理、適度な運動などを心がけましょう。
詳しい内容についてはそれぞれ以下のリンク先で解説しています。
【即実践】薄毛に良い食べ物と、やめるべき薄毛が悪化する4つの食べ物習慣
専門家に相談する
もし、上記の方法を試してもなおミノキシジルの効果を感じられない場合は、専門家に相談してみてください。
AGA以外の原因があったり、頭皮自体の発毛力が弱ってしまっている可能性があります。
皮膚科医や発毛専門サロンなどで、個々の状況に応じた適切なアドバイスをもらうようにしましょう。
ミノキシジルの効果がでない人でも使える薬とは
人によってはミノキシジルという成分が体質などと合わずに使えない人もいます。
そのような人は以下の2つの成分が使える可能性があります。
- フィナステリド
- デュタステリド
2つの成分について解説していきます。
どちらとも男性ホルモンに対して作用する成分ですので、勃起機能不全や性欲の低下などといった副作用のリスクがあります。
気になる場合には、専門のクリニックなどに相談してみてください。
フィナステリド(プロペシア)
フィナステリドは有効成分の名前で、その商品名としてよく知られているのが「プロペシア」です。
この薬は薄毛の進行を遅らせる効果があります。
フィナステリドは男性ホルモンの一種であるDHTの生成を抑制し、毛根へのダメージを減らします。
デュタステリド(ザガーロ)
デュタステリドはフィナステリドよりも強力な効果を持つ薬で、商品名は「ザガーロ」です。
デュタステリドもフィナステリドと同様にDHTの生成を抑制しますが、フィナステリドよりも強い効果が期待できます。
ただし、効果が強い分、副作用のリスクも高くなるため、医師の指導のもとで使用することが大切です。
ミノキシジル使用時のよくある質問と注意点
ミノキシジルを使う際には、いくつか疑問点や注意点があります。
以下ではよくある質問とその回答をご紹介します。
使用中に疑問に思うことがあれば、くれぐれも自己判断で対処せずに専門家に相談するようにしましょう。
【Q1】ミノキシジル使用中に頭皮が荒れたり、かゆみが出たりするけど、この反応って普通?
はい、一部の人には頭皮が荒れたり、かゆみが出たりすることがあります。
これらは副作用の一部で、とくに使いはじめの段階で出やすいです。
ただし、症状がひどい場合や長期間続く場合は、医師に相談しましょう。
【Q2】自分で判断してミノキシジルタブレット(内服薬)の使用量を増やしても大丈夫?
いいえ、自分で勝手に使用量を増やすのはやめましょう。
使用量を増やすと副作用のリスクも増えます。
使用量の変更を考えている場合は、必ず医師と相談してください。
【Q3】高濃度のミノキシジルを使えば毛は生える?
ミノキシジルの濃度が高いほど効果が高いとは限りません。
むしろ、濃度が高すぎると副作用のリスクが増える可能性があります。
どの濃度のミノキシジルを使うべきかは、医師と相談しましょう。
男性は5%からスタートしてみて、少し効果がでた場合は、もう少し濃いめに変える方法もあります。
まとめ|ミノキシジルを半年使用しても効果がない場合は、発毛力が弱っている可能性が高い
ミノキシジルは髪の毛の成長を助け、男性型脱毛症(AGA)が原因で短くなった毛周期を長くする薬です。
ただし、その効果を実感するためには最低でも3〜6か月の継続使用が必要となります。
使い始めると、初期脱毛という一時的に抜け毛の量が増えたり、頭皮にかゆみなどの症状が現れたりします。
これは、ミノキシジルが効き始めているサインです。
不安になって薬の使用をやめてしまうと効果が期待できなくなってしまいます。
とくに6か月以上も薬を使用しているのに効果が実感できていない人は一度、専門家に相談することをオススメします。
薬の効果を邪魔してしまう原因がほかにもあるか適切なアドバイスをもらうようにしましょう!
また、フィナステリドやデュタステリドなどの薬の使用も、医師の指導の下で行わなければなりません。
勝手にミノキシジルの使用量や濃度を増やすのは副作用のリスクが増えるため、やめましょう。
薄毛の改善には薬の効果だけに頼らず、頭皮環境を整えてきちんとした土台を作ることで効果が現れます。
繰り返しになりますが、自分の状態がよくわからないという人や不安な方は、一度専門家に相談してみましょう。
当店では、内服薬(飲み薬)に頼らない発毛プログラムを用意しています。
初回無料カウンセリング(30分)やお試し体験(6,600円/120分)などもありますので、気軽にご相談ください。
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