暑い季節、皆さんは頭皮の日焼け対策をしっかりと行っていますか?
日焼け止めを顔に塗っても、頭皮にまで気が回らない方が多いのではないでしょうか?
- 帽子をかぶらずに外出してしまう
- 紫外線対策を夏だけすればいいと思ってしまう
このようなことをしていた要注意です。
実は、頭皮の日焼けは抜け毛や薄毛の大きな原因となり得ます。
当サロンでは、10年以上にわたり、1000名以上のお客様の髪と頭皮の健康をサポートしてきました。
この記事の結論はこちらです。
普段からの日焼けの予防策と日焼け後のアフターケアで日焼け対策をしましょう。
この記事を読めば、頭皮を紫外線から守るための方法がわかり、健康な髪を育てるための最適なケアが実践できるようになります。
健康な髪を守るために、まずは頭皮の日焼け対策を徹底しましょうね。
頭皮の日焼けが与える悪影響と、具体的な対策方法、さらには日焼け後のアフターケアについて解説します。
頭皮の日焼けについては動画でも解説していますので、見てくださいね。
目次
日焼けで薄毛になる理由
まずはなぜ日焼けをすると薄毛になってしまうかお伝えします。
頭皮が損傷すると抜け毛が増える
顔や体が日焼けするように頭皮も日焼けをします。
日焼けは火傷と同じ状態です。
過度な日焼けでダメージを受けた皮膚の表面が死んでしまい、ダメージを回復する為に皮がむけるということが頭皮にも起こります。
ダメージを受けた頭皮は抜け毛の原因となり薄毛のリスクが高まります。
下の図をご覧ください。
皮膚にはバリア機能といってうるおいを与え、乾燥と外部刺激から肌を守る役割があります。
しかしながら、日焼けをすると皮膚(角質層)をつくりだすサイクルのターンオーバーは乱れてしまいます。
結果としてバリア機能が低下し外部刺激に弱い頭皮になります。
バリア機能が低下した頭皮は外部刺激を受けやすいだけでなく、水分を蓄えることができなくなり、乾燥し潤いのない頭皮になります。
頭皮は体の中で一番高い位置にあり、特に分け目やつむじは太陽の光を直接受けやすく日焼けしやすい箇所です。
日焼けのダメージによる抜け毛は2~3週間後にと時間差で現れるため、そのまま薄毛へと進行してしまいます。
日焼けをした頭皮とは?
腕や顔は日焼けをすると、赤くなったり黒くなったりと変化がわかりやすいです。
一方で頭皮は自分で見ることが難しいので日焼けしているかわかりにくいともいえます。
実際に頭皮が日焼けをする様子を写真で確認してみましょう。
上記は当店のお客様の頭皮をマイクロスコープで撮影した写真(2020年7月21日撮影)です。
左の写真は頭頂部ですが、普段は髪の毛で覆われているため、あまり日焼けしていないため白っぽい頭皮であることがわかります。
一方、右の写真はつむじ部分で常に紫外線にさらされ日焼けした頭皮であり、頭皮が褐色になっている様子がわかります。
右側は日焼けによって乾燥気味である様子もわかります。
次は同じつむじ箇所で比較してみます。(上の写真と同じお客様です)
左の写真は冬に撮影した写真。
右の写真は夏の7月に撮影した写真です。
日焼けによる頭皮のダメージをわかっていただけると思います。
日焼け対策をしていない場合、あなたにもこのような頭皮のダメージが発生しています。
日焼けのそもそもの原因は紫外線
ではなぜ日焼けをするのでしょうか?
答えは紫外線にあります。
紫外線はA波、B波、C波とあり、このうち地球に届くのはA波とB波となります。
A波のUV-AとB波のUV-Bについて簡単に説明します。
- 表皮より奥の真皮にまでダメージを与える
- 黒く日焼けする(メラノサイトの活性化)
- 窓ガラスや曇りでも透過する
UV-B(地表に降り注ぐ紫外線の約5%)
- 皮膚に対する刺激は強め
- 赤くなったり軽いやけどのようになる日焼け
- 皮膚がんなどの原因
- 窓ガラスなどである程度カットできる
紫外線は”光老化”と言ってシワやシミなどの原因になります。
頭皮にも同じく”光老化”は起こります。
日焼けは活性酸素を増加させ体を酸化させます。
鉄がサビるような現象が体にも起こり、コラーゲンの減少や体を老化させるように頭皮も老化します。
老化した頭皮は硬くなり血行不良を起こすなど、髪の毛を作る毛乳頭細胞や毛母細胞の働きも衰えてしまいます。
髪も日焼けする
頭皮だけでなく、髪も日焼けをします。
髪の毛の日焼けは、髪の毛が濡れている方がより一層ダメージを受けますので夏の海水浴やプールなど注意が必要です。
日焼けは髪の表面のキューティクルを損傷させたり、髪の毛を構成しているアミノ酸を酸化させケラチンタンパク質を変性させます。
キューティクルが損傷すると、髪の毛の内部の水分や栄養は流出し、髪の毛のパサつきや傷みの原因になります。
結果として髪の毛は細く弱くなり薄毛のリスクが高まります。
日焼け対策で薄毛予防
次は薄毛のリスクを減らすためにも頭皮の日焼け対策についてお伝えします。
帽子や日傘で紫外線カット
日焼け対策として帽子や日傘で紫外線対策しましょう。
帽子をかぶると汗と蒸れで雑菌が繁殖しやすい環境になるのは確かです。
しかしながら、紫外線で頭皮が日焼けするよりは薄毛リスクは減らせます。
帽子の着用で気をつけることとして、長時間被りっぱなしにならないように通気したり、帽子はこまめに洗濯をして清潔なものを使用するようにしましょう。
日焼け止めスプレー
日焼けはダメだとわかっていても仕事などで帽子の着用が出来ないことはあります。
そんな時は、髪用の日焼け止めスプレーを使用することも一つの手段です。
「髪用の日焼け止めスプレーで薄毛にならないか?」
上記のように考える方もおられると思いますが、長時間、紫外線対策をせずに日焼けをする方が薄毛リスクは高いです。
日焼け止めスプレーは頭皮から20㎝ほどはなし、使用した日は必ずその日のうちにシャンプーでしっかり洗い流しましょう。
日焼け止めスプレーは効果が高い分、肌にも負担になります。
レジャーなど長時間紫外線を浴びる時以外は使わないようにしましょう。
髪の分け目を変える
髪の分け目を変えるのは日焼けによる薄毛リスクの軽減に効果があります。
また、女性に多い分け目の負担からくる薄毛対策にも有効です。
分け目は直接紫外線を浴びて日焼けしやすくなります。
定期的に分け目を変えるだけで同じ部分に負担がかかるのを回避し薄毛リスクを軽減できます。
日焼けしたらアフターケアが大切
頭皮や髪の毛の日焼けをしないように予防することは日常生活において重要です。
それでも、もし日焼けをしてしまった場合はどうすればよいでしょうか?
日焼け後のアフターケアが薄毛の分かれ目となりますので参考にしてみて下さい。
頭皮を冷やす
日焼けした頭皮は火傷したのと同じような状態です。
炎症を起こした頭皮を放置すると薄毛の原因になりますので、しっかり冷やして熱をとりましょう。
冷水などで濡らしたタオルで赤みが落ち着くまで冷やしましょう。
ただ、頭皮の冷やし過ぎると血管が収縮し血行不良も薄毛の原因になりますので注意が必要です。
冷たいタオルを移動しながら、同じ場所を長時間冷やしっぱなしにならないように注意しましょう。
頭皮の化粧水
日焼け後の頭皮は乾燥しています。
頭皮の化粧水でしっかり保湿してあげましょう。
日焼け後のアフターケアが大切です。
最低でも3日間は頭皮の化粧水を頭皮が潤うまでしっかり与えることで、頭皮の乾燥を改善し薄毛リスクを減らすことができます。
頭皮の化粧水はメントールや添加物が入っていない刺激の少ないものを選びましょう。
栄養補給
日焼け対策やアフターケアとして抗酸化力の強い野菜や果物を摂ることをおすすめします。
抗酸化作用には日焼けで発生する活性酸素(サビ)を除去する作用があります。
紫外線の強い季節には以下の食物を積極的に摂ることをおすすめします。
【ビタミンC】いちご、レモン、オレンジ、グループフルーツ
- 抗酸化作用
- コラーゲンの生成
日焼けする前の対策としても、日焼け後のケアとしてもビタミンCはおすすめです。
※但し、かんきつ類は日焼けする日の朝などは避けましょう。
かんきつ類には光毒性の成分が含まれていて、紫外線の吸収をよくする作用があります。
オレンジやグレープフルーツなどは日焼け後に摂取するようにしましょう。
【ビタミンA】にんじん、カボチャ、レバー、うなぎ
- 抗酸化作用
- 細胞分裂を正常化
- 乾燥予防など皮膚など頭皮の健康を保つ
- 免疫力を高める
【ビタミンE】ナッツ類、植物油、ゴマ、魚介類
- 抗酸化作用
- 細胞の老化を予防
- 毛細血管を広げ血行不良改善効果
※ビタミンEはビタミンCと一緒に摂取すると、相乗効果で活性酸素を消去する作用がアップするのでおすすめです。
【リコピン】トマト、マンゴー、ピンクグレープフルーツ
- 抗酸化作用
- 紫外線を浴びた時の活性酸素に対する抗酸化力が高い
- メラニン生成を抑制
刺激の少ないシャンプー
日焼け後の頭皮はダメージを受けてデリケートな状態です。
刺激の少ないアミノ酸シャンプーで、摩擦に気をつけて優しく洗いましょう。
熱いお湯なども頭皮への刺激になったり、頭皮の乾燥を悪化させる原因になります。
38度以下のぬるめの温度ですすぎ残しのないように丁寧にながしましょう。
シャンプー後のドライヤーも頭皮から最低20㎝以上離し、ドライヤーのヘッド部分を振りながら髪の毛や頭皮に熱での負担がかからないようにしましょう。
まとめ
頭皮の日焼けは、抜け毛や薄毛のリスクを高める大きな要因となりますが、適切な対策とケアを行うことで、そのリスクを大幅に軽減できます。
日傘や帽子、タオルなどを活用して、紫外線から頭皮を守ることがまず第一です。
日焼けしてしまった場合でも、速やかに冷やすことや保湿を行うことで、ダメージを抑えることができます。
これらの対策を日常的に取り入れることで、頭皮の健康を保ち、健やかな髪を育てる環境を整えることができるのです。
薄毛の原因は長年太陽にさらされた頭皮の日焼けが原因の一つになっているかもしれません。
ダメージは蓄積し、放置していると薄毛は悪化します。
今から日焼け対策をするのはもちろん、蓄積したダメージを回復しましょう。
頭皮がよみがえれば薄毛の悩みからも解放されます。
特に夏場は紫外線も強く、日焼けしやすい環境です。
日焼け対策を徹底し、頭皮を守ることで、将来的な薄毛リスクを減らし、健康な髪を維持していきましょう。
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