髪の主成分「ケラチン」が足りない薄毛事情

髪の毛は80%~90%がケラチンと言う硫黄を含んだタンパク質でできています。

髪の主成分であるケラチンとはいったい何なんでしょうか?

まず、髪の毛の正体を知りましょう。

髪の構造とケラチン

 

まずは、髪の毛の構造を知りましょう。下の図は髪の毛の断面図です。

ケラチンでできている髪の構造

髪の毛はキューティクル(毛表皮)コルテック(毛皮質)、メーデュラ(毛髄質)の3層からなります。

<キューティクル>
硫黄を含んだケラチンタンパク質でできています。髪の表面をうろこ状に覆って、タンパク質である髪の主成分であるケラチンや水分を保護する役割をしています。髪のツヤなどはこのキューティクルによって変わります。

<コルテック>
髪の表面にあるキューティクルの内側も部分で、髪の毛の85%から95%を占めるケラチンタンパク質でできたメラニンや水分を含む部分で髪の色や太さ、強さなどはコルテックで決まります。

もともと髪には色はなく透明でコルテックに分布するメラニンが透けて黒く見えています。

<メデュラ>
髪の毛の一番中心部分で、全ての髪の毛に存在するわけではなく、細い産毛などにはない場合が多い。
役割りなどはまだ解明されていない非ケラチンタンパク質になります。

髪の主成分ケラチンの正体

まず、下の図は髪の毛の成分をわかりやすくグラフにしたものです。

髪の主成分ケラチン
髪の毛を作るたんぱく質のうち、90%がケラチンと言うタンパク質で髪は構成されています。

タンパク質とはアミノ酸が終結したもので、人間の体は20種類、髪の毛は18種類のアミノ酸で構成されています。

このうち髪の毛は下の表にある18種類のアミノ酸で構成されています。

髪の主成分ケラチンとアミノ酸
シスチン 髪のケラチンタンパク質に一番多く含まれる,
必須アミノ酸であるメチオニンから生成
グルタミン酸 シスチンの次に多い、胃や腸管、肝臓を守る役割
ヘアカラーなどで流出しやすい
アラニン 肝臓の働きを助ける、必要な糖を合成する、アルコール代謝の改善
チロシン 多種のアミノ酸作るのに必要
グリシン 神経ネットワークの役割、運動・感覚など調節、コラーゲンの1/3を構成
アルギニン 免疫力・余分なアンモニア除去・血管を広げる
プロリン コラーゲンの材料・天然保湿成分・エネルギー源
セリン リン脂質、グルセリン酸を作るのに必要
アスパラギン酸 エネルギーの源として最も利用されやすい一種
メチオニン   <必須アミノ酸> 生体内で必要な物質を作るのに必要
アレルギーによる痒みの軽減、肝機能サポート
※シスチンの合成に必要
トリプトファン <必須アミノ酸> 多種のアミノ酸作るのに必要・安眠・精神安定
フェニルアラニン<必須アミノ酸> 多種のアミノ酸作るのに必要・神経安定・食欲抑制・鎮痛効果
ヒスチジン   <必須アミノ酸> ビタミンなどを作るのに必要・神経機能のサポート・ストレス軽減
リジン     <必須アミノ酸> 小麦や精白米に不足しがちなアミノ酸
肝機能強化・免疫力やホルモン、酵素の生成
スレオニン   <必須アミノ酸> 酵素の活性部位の成形するのに必要・成長促進・新陳代謝の促進
ロイシン    <必須アミノ酸> (BCAA)筋肉のエネルギー源・肝機能向上・タンパク質の合成
イソロイシン  <必須アミノ酸> (BCAA)筋肉のエネルギー源・成長促進・血管拡張・肝機能強化・疲労回復
バリン     <必須アミノ酸> (BCAA)筋肉のエネルギー源・肝機能向上・血中窒素のバランス調整

アミノ酸には体内で合成される11種類のものと、体内で合成することができない9種類の必須アミノ酸があります。

必須アミノ酸が含まれる食べ物

髪の毛の主成分ケラチンを作るアミノ酸のうち体内で合成されない必須アミノ酸は食事などから摂取する必要があります。

<食物から摂取しないといけない必須アミノ酸が多く含まれる食物>

  • メチオニン   :牛肉、羊肉、レバー、牛乳、ほうれん草、ニンニク、グリンピース、豆腐
  • トリプトファン :レバー、牛乳、チーズ、バナナ、パイナップル、緑黄色野菜、大豆、高野豆腐
  • フェニルアラニン:肉類、魚介類、大豆、小豆、高野豆腐、納豆
  • ヒスチジン   :鶏肉、子牛肉、ハム、イワシ、カツオ、マグロ、チーズ、ドライミルク
  • リジン     :サワラ、サバ、大豆、高野豆腐、納豆
  • スレオニン   :卵、スキムミルク、ゼラチン
  • ロイシン    :牛肉、レバー、ハム、トウモロコシ、牛乳、チーズ、アジ、ほうれん草
  • イソロイシン  :鶏肉、子牛肉、牛乳、チーズ
  • バリン     :鶏肉、子牛肉、レバー、魚、ドライミルク、落花生、チーズ、ごま

コラーゲンもタンパク質

髪の毛の主成分ケラチンとコラーゲン

髪の毛の主成分ケラチンはたんぱく質ですが、実はコラーゲンもたんぱく質だと言うことを知ってますか?他のタンパク質と同じように数種類のアミノ酸を原料に合成されます。

コラーゲンを合成するのに必要なのがビタミンC

kazuko先生
コラーゲンは肌の弾力やツヤなどに大きく関わっていることは皆さんご存知だと思いますが、実は人間を作るたんぱく質の1/3はコラーゲンなんですよ!
ビタミンCを積極的に摂りましょうね!

コラーゲンや人間の体はタンパク質(アミノ酸が終結したもの)でできています。

コラーゲンを多く含む食品
動物性食品:豚足、豚モツ、鶏の皮、手羽先、軟骨、牛スジ、牛テール、豚バラ肉
海洋性食品:すっぽん、フカヒレ、鰻、魚の皮、なまこ、カレイ、エビ、くらげ

髪には優しいアミノ酸シャンプー

アミノ酸はキューティクルの保湿成分であり、人間の体もアミノ酸の集合体であるタンパク質でできています。

アミノ酸配合の肌にも髪にも優しいシャンプーで洗いましょう。

合成海面活性剤入りのシャンプーは髪の毛だけだなく頭皮環境も悪化させます。

その為、当店では髪に優しいアミノ酸配合のシャンプーやトリートメントを取り扱っています。

髪の毛の主成分ケラチンを守るシャンプー

ケラチンタンパク質が髪を作るまで

髪の毛の主成分ケはラチン

タンパク質が多く含まれている食品で代表的なものが、肉・魚・豆・卵・乳製品ですが、実は食事から摂取したタンパク質は分子が大きいのでそのままでは吸収されません。

食事から摂取したタンパク質が吸収され、髪の毛を作るまでの手順は以下の通りです。

手順①
食事から摂取したタンパク質は分子が大きいので、アミノ酸に分解されて吸収される
手順②
吸収されたアミノ酸は血液から各臓器や髪の毛などに運ばれる
手順③
各臓器や髪の毛にコラーゲンやケラチンなどのタンパク質として再合成される

また、髪の毛の主成分であるケラチンを合成するにはアミノ酸と共に亜鉛が必要であり、クエン酸やビタミンを一緒に摂取することによって吸収しやすくする作用があります。

例:牡蠣にレモンをかける

亜鉛を多く含む食べ物
牡蠣、豚レバー、牛肉、鶏・牛レバー・ホタテ・玄米・うなぎ等

髪の主成分であるケラチンを合成するのに亜鉛は必要ですが、食事やサプリで亜鉛を摂取しても喫煙やストレスによって消費されてしまいます。詳しくは下の記事を参考にして下さい。

ストレスによる薄毛の3つの原因と具体的対策とは?

2019年6月19日

他にもビタミンB6(カツオ、マグロなどの魚や肉類、キャベツなど)もタンパク質の合成に必要だったりと、それぞれ役割がありバランスのとれた食事をすることで、髪の毛の主成分であるケラチンは合成されます

最後に

髪にはバランスのとれた食事も大切ですが、髪の主成分であるケラチンを合成するのに必要なアミノ酸は血液から運ばれます。

せっかく髪に良い栄養を摂っても血流が悪いとじゅうぶんな栄養が髪に送られず、髪の毛の主成分であるケラチンを合成することができません。

逆に、運動などで血流を良くしても髪の毛に必要な栄養を摂らなければ髪の毛は作られないのです。

髪に良い習慣で体も心も健康を目指しましょう!

 

 

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大阪在住の発毛技能士のsou先生こと中里聡一郎と申します。 「薄毛の悩みを取り除き、発毛による喜びに満ちた人生の実現」 をビジョンとして、薄毛に悩む人々の豊かな人生に日々貢献しています。 【資格】発毛技能士、毛髪診断士、調理師 【店舗情報】 大阪の寝屋川市にある開業6年目を越えたメディカル発毛サロンです。 9割のお客様に病院、クリニックの薬を使わずに、ホームケアと施術にて髪の毛を生やすことを成功しています。 内服薬を使用しないため、副作用の心配がないと好評です。 【著者の過去】 高校の頃から薄毛に悩み、20歳の誕生日でミノキシジルの発毛剤を購入。以降、育毛剤、育毛シャンプー、個人輸入の薬等、様々な薄毛対策に取り組むが根本的な解決に至らなかった過去を持つ。 たまたま妻が発毛サロンをオープンしたことをきっかけに、自ら発毛メソッドを習得・実践して薄毛の悩みを見事克服。 それ以来、およそ6年間、薄毛治療の発毛特化型サロンとして運営。お客様は近隣の枚方や守口はもちろん、京都や和歌山からの遠方から2時間かけて来店されています。現役医師や芸能人も来店するサロンとして老若男女の薄毛で悩む方の駆け込み寺となっている。