


この記事では、抜け毛や薄毛の5大要因を解説し、さらに論文データをもとに深掘りと対策をご紹介します。
あふれる情報に惑わされず、確かな根拠を頼りに対策すれば、自分に合った薄毛対策に取り組むことができますよ。

目次
抜け毛・薄毛の5大原因を徹底解説

薄毛の進行には遺伝以外にも、5つの根本的な原因があります。
- DHT(ジヒドロテストステロン)
- 酸化ストレス
- 炎症(頭皮ダメージ)
- 栄養不足
- 毛穴の詰まり
それぞれの原因を理解することが、薄毛対策の第一歩です。
【原因①】 DHT(ジヒドロテストステロン)
DHT(ジヒドロテストステロン)とは、悪玉男性ホルモンの一種です。男性型脱毛症(AGA)の90%以上は、このDHTが原因とされている抜け毛の最大要因です。
体内にあるテストステロン(男性ホルモン)が、5αリダクターゼ(酵素)と結びつくことで作られます。
通常、髪は2~6年かけて成長しますが、DHTの影響を受けると数ヶ月から1年程度で抜け落ちてしまうのです。
遺伝的にこの酵素の活性が高い人ほど、DHTの影響を受けやすく薄毛が進行しやすくなります。
また、飲酒・喫煙・ストレスもDHTを活性化させることも報告されています。

【原因②】酸化ストレス
酸化ストレスとは、体内で作られる活性酸素が、細胞を傷つける現象のことです。身体が取り込む酸素のうち、2〜3%が活性酸素と言われています。
活性酸素は、以下の生活習慣によって増加します。
- 偏った食事
- 紫外線
- ストレス
- 喫煙
- アルコール
- 睡眠不足
頭皮で酸化ストレスが起こると、毛根の細胞が傷つき、髪を作る力が弱くなります。
また、血管もダメージを受けるため、髪に必要な栄養が十分に届かなくなってしまうのです。
若いうちは抗酸化力が強いのでそれほど影響受けませんが、年齢とともにその力が弱まっていくでしょう。

【原因③】炎症
頭がかゆくなったりフケが出てきたりすると、頭皮に炎症を起こしている可能性があります。
炎症は皮脂の過剰分泌、アレルギー反応、紫外線、摩擦などの外的刺激によって髪の成長を阻害します。
炎症すると血管が広がり、ヒスタミンや活性酸素などが発生して毛包にダメージを与え、抜け毛の原因となるのです。
また、頭皮の炎症は毛周期にも影響を及ぼすため、発毛サイクルが乱れて成長期が短縮されてしまいます。
【原因④】栄養不足
人間の体は限られた栄養やエネルギーを、生命に直結する重要な器官から順番に送ります。
生命の維持に直接的な関係のない髪は、心臓や脳に比べて優先度が低いため、栄養供給が後回しになります。
栄養不足の状態では、頭皮や髪に送る栄養素が足りなくなり、抜け毛や薄毛の原因となってしまうのです。
また、以下の食事も抜け毛を加速させます。
- 高脂質食品
- 高脂肪食品
- 高塩分食品
- アルコール
- カフェイン
- 加工食品

【原因⑤】毛穴の詰まり
毛穴の詰まりや汚れは、毛根にダメージを与えて薄毛につながります。
- 汗
- 皮脂
- 洗髪料
- 角栓
- 花粉
- PM2.5
これらが毛穴をふさいでしまうと、育毛剤も酸素も届かない状態になります。
そして、「閉塞」→「炎症」→「血行悪化」→「さらなる詰まり」という負のサイクルが生まれます。
さらに、詰まりを放置すると脂漏性皮膚炎を併発する危険性もあるため、髪や頭皮は常に清潔にしておくことが大切です。
抜け毛・薄毛の要因が証明できる3つの論文

体のメカニズムは実際に目で見ることができないので、さまざまな憶測や嘘の情報も流れやすいです。
正しい薄毛対策をしたいなら、科学的根拠に基づいたデータを参考にすることが大切です。
ここでは、抜け毛・薄毛が起こる原因をさまざまな視点から臨床試験や研究・データ分析によって証明された3つの論文を紹介します。
【論文①】生活習慣や環境がAGA進行に与える影響
「体の外側の要因」が、男性の抜け毛に大きく影響している可能性があるという結果が得られた研究です。
一般的に男性の抜け毛には、生まれつきの体質や遺伝などの「内側の要因」がメインとしてあげられます。
しかし、この研究では普段の生活習慣や環境などの「外側の要因」が、抜け毛・薄毛にどれほど影響を及ぼしているのかに着目。
遺伝子がほぼ同じな一卵性双生児の男性92組の協力を得て、アンケートやテストステロンの測定、頭皮の写真で統計をとりました。
その結果、共通して以下の生活習慣が、抜け毛に関係していることがわかりました。
- タバコ
- お酒
- ストレス
- フケ
- 体型(BMI)
- 運動習慣
- 外出時の帽子の有無
この研究から、遺伝だけでなく、食事や運動などの「外的要因」が、男性の抜け毛に大きく影響しているという結果が明らかになりました。
【結果】喫煙・アルコール・フケ(頭皮環境の悪化)、ストレスといった外的要因がAGAの進行を促進する
(参照:男性脱毛症に影響する内因・外因要因|PubMed)
【論文②】 頭皮の酸化ストレスの原因と毛髪に与える影響
こちらのレビュー論文で明らかになったのは以下の2点です。
- 頭皮の酸化ストレスの原因の一つがマラセチア菌であること
- 頭皮が酸化ストレス状態にあると、出現前の毛髪もダメージを受けていること
マラセチア菌とは、人間の頭皮に常在するカビの一種です。カビと言っても、正常な状態であれば、外部の病原菌から皮膚を守る役割を果たしています。
しかし、ストレスやホルモンバランスの変化などによってマラセチア菌が増殖すると、ダメージと原因となり、頭皮が酸化ストレス状態になります。
頭皮の酸化ストレスは毛包を傷つけるため、成長期の髪が育たずに毛根から生える前に抜け落ちてしまう結果になるのです。
また、この論文では、ミノキシジルやフィナステリド、デュタステリドでの治療の成功率に限りがあるため、さらなる原因の研究が必要であると示されています。
【論文③】ビタミンやミネラルの補給と発毛の関係
こちらのレビュー論文では、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素が、非瘢痕性脱毛症(ひはんこうせいだつもうしょう)にとって、重要な要素であることがわかりました。
非瘢痕性脱毛症とは、毛包に傷がなく構造が保たれた状態で生きており、再生が期待できる脱毛症のことです。

ビタミンやミネラルの中でも、とくに以下の栄養素がヘアサイクルを活発にするための重要な役割を果たしています。
- ビタミンA
- ビタミンB
- ビタミンC
- ビタミンD
- ビタミンE
- 鉄
- セレン
- 亜鉛
微量栄養素であるビタミンやミネラルは髪の健康に重要な働きがあり、欠乏すると脱毛の原因となる可能性が明らかとなっています。

【まとめ】AGAの原因は遺伝だけではない!今日から薄毛対策を始めよう!
「AGA=遺伝」と思い込んでいたり、家系的に仕方ないと諦めている人も、論文の結果から少し希望が持てたことでしょう。
実際には、生活習慣の改善だけでも多くの方が薄毛の悩みから解放されています。
やみくもに対策をとるよりも、科学的根拠に基づいて抜け毛の原因を一つひとつ探りながら行うほうが、心理的なストレスも少なく効率的に結果に結びつきます。

また、薄毛の悩みは一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けることも大切です。
スーパースカルプ寝屋川枚方店では、お客様の薄毛の原因に合わせた最適なケアプランを提案します。
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