「帽子をずっとかぶっているとハゲる」という言葉、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないしょうか？
今回はファッションや仕事柄、帽子やヘルメットなどをよくかぶる人が薄毛にならないように、日常生活で気を付けるべきポイントを解説します。
今回の結論は次の通りです。
この記事では頭皮に負担をかけない帽子との付き合い方や、薄毛にならないための正しい対策を紹介します。
目次
「帽子やヘルメットをかぶるとハゲる」ウソ？ホント？
帽子をかぶるとハゲると言われますが、帽子をかぶることが薄毛の直接的な原因にはなりません。
しかし、帽子をかぶることで汗をかいたり、圧迫することで頭皮環境が悪くなりやすいです。
とくに普段からファッションや仕事で、長時間帽子やヘルメットをかぶっている人は注意が必要です。
そのため、「直接的な原因にはならないけども、間接的に薄毛になるリスクが高まる」というのが本当の結論です。
「帽子などのかぶり物でハゲる」理由とは
帽子などをかぶり物でハゲる、つまり薄毛になるのは、大きく次の3つが理由です。
- 頭皮が蒸れて雑菌が繁殖する
- 頭皮が締めつけられて血行不良となる
- 着脱時に髪を引っ張ってしまう
それぞれ順に解説していきます。
頭皮が蒸れて雑菌が繁殖する
私たちの皮膚には「皮膚常在菌」が存在しています。
皮膚常在菌とは、皮膚に常に見られる菌で、皮膚の自浄作用を一部担っています。
ところが、帽子をかぶって蒸れた頭皮環境では雑菌が繁殖します。
雑菌が繁殖しすぎると、頭皮環境が崩れニオイやかゆみを引き起こし、結果として薄毛のリスクを高めます。
頭皮が締めつけられて血行不良となる
頭皮の血行が悪くなると、髪の成長に必要な栄養が行き渡らなくなる恐れがあります。
髪の成長には血液から運ばれてくる酸素をはじめとしたさまざまな栄養が必要です。
しかし帽子をかぶると、血流が悪くなるため、髪は栄養不足になって痩せ細っていきます。
とくにサイズが小さく、キツめの帽子をかぶっている人は要注意です。
着脱時に髪を引っ張ってしまう
帽子をかぶったり取ったりを繰り返す行為は、髪の毛を引っ張ってしまっているので抜けやすくなります。
また、帽子と髪の毛との摩擦によってダメージや切れ毛の原因にもなります。
ハゲないためのメリットがあるから帽子をかぶろう
帽子には次の2つのメリットがあります。
- 紫外線によるダメージを防ぐ
- 頭皮の乾燥を防ぐ
紫外線によるダメージを防ぐ
夏など、紫外線が強くなる時期は髪や頭皮が日焼けしやすいです。
日焼けは火傷と同じ状態ですので、髪や頭皮にダメージを与え薄毛のリスクが高まります。
紫外線対策のために、帽子はかぶった方がいいです。
日焼けと薄毛についてはこちらで詳しく解説しています。
頭皮の日焼けは薄毛になるって本当？日焼けの予防策とアフターケアを解説
頭皮の乾燥を防ぐ
一方で空気が乾燥する冬の時期は、顔や手と同じように頭皮も乾燥しやすくなります。
頭皮の乾燥はフケやかゆみの原因となり、日焼けと同じように、薄毛のリスクを高めます。
帽子は頭皮の乾燥を防ぐだけでなく、温めることで頭皮の血流を促す効果も期待でき、一石二鳥です。
帽子をかぶるときに気を付けること
- キツく締めすぎない
- 通気性がよいものを選ぶ
- 長い時間かぶらない
- 帽子を清潔に保つ
- その日の夜にきちんとシャンプーして頭皮をキレイにする
それぞれ順に解説します。
キツく締めすぎない
帽子は頭皮を締めつけ、血行を悪くします。とくに小さいサイズを好んでかぶっている人はもう一回り、ゆとりのあるサイズにかえてみましょう。
アジャスターがある場合、サイズを調整し頭の締めつけが感じにくいところまで広げてみてください。
通気性がよいものを選ぶ
日常で使う頻度が高いものは、熱や湿気がこもりにくく通気性・速乾性が高いものがオススメです。
頭皮の雑菌が繁殖するリスクを減らすには、帽子の蒸れを軽減するのが効果的です。
たとえば夏場などはストローハット（麦わら帽子）やメッシュキャップ、冬場はニット帽などがいいでしょう。
ぜひ帽子の素材にも注目してみてください。
長い時間かぶらない
頭皮の血流が悪くなり、蒸れて雑菌が繁殖してしまうので、長時間の着用は控えましょう。
一日中かぶったままとならないように、定期的に帽子を脱ぐことを意識してみてください。
帽子を清潔に保つ
雑菌は頭皮だけでなく、帽子にも繁殖します。
そのまま放置してしまうとカビやニオイの原因にもなります。
こまめに洗濯するようにしましょう。洗濯が難しい場合には天日干しなどでも大丈夫です。
その日の夜にきちんとシャンプーして頭皮をキレイにする
帽子をかぶった日の夜は必ずシャンプーするようにしてください。
凝り固まった頭皮は、雑菌や汗などの皮脂汚れでいっぱいです。放置してしまうと、頭皮環境が悪化し薄毛の原因になります。
正しいシャンプーで頭皮をマッサージしながら、頭皮を清潔に保ちましょう。
具体的なシャンプー方法はこちらの記事で解説しています。
【育毛効果UPの基本】育毛に必要なシャンプーの選び方と発毛サロン直伝シャンプー方法を知ろう
まとめ｜帽子をかぶるとハゲのリスクは高まるけど、シャンプーでその日の汚れをしっかり落とせば大丈夫
帽子やヘルメットなどは頭皮の熱や湿気を内部に閉じ込めてしまい、場合によっては頭皮環境を悪くします。
しかし、かぶり方や素材などを意識すれば頭皮への負担を減らすことが可能です。
また、正しくシャンプーを行って清潔に保てば薄毛のリスクはさらに減らせます。
うまく活用すれば、紫外線のダメージを防いでくれたり、乾燥から守ってくれるアイテムになりますよ。
薄毛には毎日の取り組みが重要です。
うまく帽子やヘルメットをかぶりながらハゲないための薄毛対策をしていきましょうね。
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