植毛で失敗しないために考えるべきこと

発毛、育毛、増毛、植毛というように薄毛を改善するために様々な手段が存在します。

最近は植毛技術も進化しています。選択肢として植毛を検討している方も多いのではないでしょうか?

植毛が失敗してしまう人はどのようなタイプなのでしょうか?植毛のメリットデメリットなど、植毛を失敗しない為に参考にして下さいね。

sou先生
私も植毛クリニックの方とお話ししたことがあります。”薄毛の方を救う”という意味ではかけがえのない医療技術だと思います。
ですが、安易に植毛すべきかどうかはよくご検討ください。

それでは「植毛」がテーマにお伝えします。

植毛で失敗しない為の基礎知識

植毛で失敗しないための基礎知識

それでは植毛の基礎知識についてお伝えします。

植毛の歴史

薄毛改善の手段の一つとして「植毛」があります。植毛を知る前にその歴史はどこからきているのでしょうか。

植毛の歴史における始祖は1959年punch graft植毛術を発表したアメリカの医師Norman Orentreich氏であると長く信じられてきましたが。ところが、驚くべきことにその20年前に日本人医師が同様のpunch graft植毛術を施行し、その臨床的結果と動物実験を中心とした基礎研究を報告していた。
引用:皮膚と美容 Vol.50,No.1

このように発祥は日本だったことも指摘されています。
現在、植毛には「自毛植毛」と「人工毛植毛」があり、全体的な流れとしては「自毛植毛」が推奨されています。

人工毛植毛とは

人工毛植毛とは、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維で人工に作られたものを皮下組織に植え込む方法を人工毛植毛と言います。人工毛植毛は自毛植毛に比べ料金が安価だが、人工毛を異物と判断され免疫反応が起きやすい植毛です。

【メリット】

  • 変化をその日から実感(髪の毛の成長を待たなくていい)
  • 自毛植毛に比べ低料金
  • 移植する髪がなくても可能

【デメリット】

  • 感染症
  • 拒絶反応を起こす可能性が高い
  • 植毛部分の毛が抜け落ちた箇所の皮膚がくぼむ(ピットスカー)
  • 自毛でない為不自然
  • 必ず抜ける(約2年~5年)
  • メンテナンスが必要
  • 頭皮が壊死してしまうことがある

下の画像は数年前、生え際に人工毛植毛の人工毛が抜け落ちた頭皮です。
写真ではわかりにくいですが、植毛した部分の皮膚がボコボコとし段差ができ、皮膚の色味にも違いがあります。

植毛箇所

植毛での失敗に多いのが人工毛植毛です。自毛植毛に比べ料金は控えめですが、効果や身体的リスクなど考えるとオススメできない植毛法です。

人工毛植毛は「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」でもDランクの「行うべきでない」治療法とされており、安全性に問題がある治療法です。

自毛植毛とは

自毛植毛とは、AGAの影響を受けていない自分の側頭部や後頭部の髪の毛の毛包を薄毛部分の皮下組織に植えこむことを自毛植毛と言います。自分の髪の毛を使用する為拒絶反応や自然な仕上がりを期待できる方法となります。

自毛植毛は「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」で、男性型脱毛症はBランクの「行うよう勧める」、女性型脱毛症はC1「行っても良い」治療法にランクされています。

自毛植毛を検討される前に手術方法やメリットデメリットについて考えていきましょう。

植毛で失敗しない為に知っておきたいこと

植毛で失敗

植毛で失敗しない為には植毛のことを理解する必要があります。
植毛は外科手術であり医療行為にあたります。
人工毛植毛に比べ自毛植毛の方がリスクが低いのは確かですが、自毛植毛で失敗しない為に植毛方法やメリットデメリットとなど詳しく知っていきましょう。

自毛植毛はAGAの影響を受けない後頭部や側頭部の毛根を薄毛が気になる箇所に植える技法ですが、毛根の採取方法など病院によって技量に違いがあります。

FUT法(ストリップ法)

FUT法とは、毛根を採取する際メスを用いて毛根ごと皮膚を切り取ります。切り取った皮膚より毛根を切り出しAGAが発症している生え際や頭頂部等、髪が薄くなっている場所に移植されます。

皮膚ごと切り取るため、毛根を傷つけにくい為定着率85%~95%と高めですが、切り取った後の皮膚を引っ張って縫い合わせる為、一生消えない傷跡が残ります。

FUE法(ダイレクト法)

メスを使わず毛包を一定間隔で間引いていくように採取し、あらかじめ穴をあけておいた植毛したい部分に移植していく。FUE法は傷口が小さく傷跡が残りにくい植毛法です。従来のFUT法に比べ皮膚ごと切り取らない分体への影響もは少ないが、移植定着率をあげるには移植株のダメージを少なくする必要があり、医師の技量により定着率に差が生じます。

1つの毛包(株)に1~4本毛髪は生えています。
浅めのM字で400~600株、頭頂やつむじ1部分500~1000株、頭頂とつむじ全体なら2000~3000株が目安になります。

病院によって料金は異なりますが、刈り上げ必要1株900円~1400円、刈り上げ不要2000円が一般的なようです。

植毛したい場所に必要な株数×1株当たりの料金+基本治療費となります。

ざっくり100万~200万円くらい?
sou先生
ご自身の仕上がりイメージとお医者さんの仕上がりのすり合わせは必須です。
予算ありきですとイメージ通りにいかない場合もあります。

自毛植毛のメリットデメリット

【メリット】

  • 自分の毛根を移植する為、髪色や髪質など自然
  • 植毛箇所が定着すればメンテナンスは不要
  • 薄い箇所を太い毛で隠すことができる
  • 拒否反応が起こる可能性が低い

【デメリット】

  • FUT法もFUE法も傷の大きさは違えども手術痕が残る
  • 自毛を植毛する為、どこまでも増やせるわけではない(毛根に限りがある)
  • AGA発症箇所は薄くなるので、それをカバーするために追加の可能性も
  • 費用が高額
  • 植毛箇所と自然な箇所で不自然なデザインになることも
  • 1度の植毛で移植できる密度に限界がある(透け感が残る)
  • 植毛した毛は1ヵ月ほどでいったん抜ける
  • 抜けた髪の毛が成長するのに3ヵ月~1年と時間がかかる
  • 医者の技量が大きく影響する為、70%~95%と定着率に差ができる
  • 100%定着するわけではない
  • 仕上がり方など医師の技量で左右される
  • ショックロス(元々あった髪の毛が抜けることがある)
  • 一度に植毛できる量が決まっている為、広範囲の植毛は数回に分けて手術をしなければならない
  • 植毛部分はAGAの影響を受けないのでAGAが進行すると植毛部分の髪だけ残り不自然になる
  • 皮膚がケロイド状になることもある
  • 一度植毛すると後戻りできない施術
  • 感染症にかかるリスクがある
  • 植毛したことがバレないか不安が続く

インターネットで「植毛 失敗」と、検索すると植毛で失敗した画像が多数出てきます。
植毛で失敗すると一生消えない傷跡が残る可能性が高く、植毛を選ばれる場合は病院や植毛方法は?
医師の経験や技量はどうなのか?
本当に、他の方法はないのか?
植毛を失敗して後悔しないために、良く調べ考えて納得の方法を選んで下さい。

自毛植毛が失敗するタイプと失敗理由

植毛で失敗するタイプ

自毛植毛は誰にでも合う施術ではありません。

自毛植毛が合わないタイプや、失敗例としてよくあるものを

ドナーの数が足りない

1株という表現をされることも。ドナーといわれるAGAの影響を受けていない側頭部や後頭部の髪の毛の数が薄毛部分に比べて明らかに少ない場合、高額な料金を払って植毛しても変化を感じられなく失敗に終わってしまいます。

AGAが進行中

AGAは進行型脱毛症の為、AGAの進行を止めなければ植毛した部分以外の髪の毛は抜け落ちます。毛した部分の髪の毛だけ残り、触角のようになってしまっては植毛も失敗に終わります。
そのため、AGA治療薬を飲み続けなければなりません。AGA治療薬だけではAGAの進行を止めることができないことが多く、薄くなった部分と植毛した部分の違和感を隠す為に何度も植毛しなければならなくなります。

sou先生
植毛のクリニックさんはAGA治療薬を一緒に勧めるケースが多いようです

※AGAの進行スピードには個人差があり、髪の毛に違和感を感じてから3年で前頭部から頭頂部にかけてつるつるに近い状態になられる方もいます。

そもそもAGAについて知りたい方はこちらをお読みください。

AGAの特徴は?

AGAの特徴とは?薄毛男性の90%が悩むAGAの正体。

2019年6月13日

リサーチ不足

自毛植毛の生着率や仕上がりデザインなどは医師の技量に左右されます。医師の技量によっては生着率が10%しかなく失敗に終わるケースや、経験や知識のない医師で生え際など不自然な仕上がりなってしなうケースなど、病院や医師の経験などよく調べることで失敗を回避しましょう。

植毛は金額的リスクだけでなく、精神や肉体的リスクを伴う可能性が高い治療法です。
植毛で失敗しない為には、自分の薄毛の原因や頭皮状態などを知り、自分の望むべき方法なのか調べることが大切です。自分の求めるものと違えば、植毛は失敗に終わります。

クリニックによっては植毛の技術も経験も異なるため、実際に相談しデメリットなど起こり得るリスクについて説明がされているか、病院の雰囲気や信頼できる医師なのかどうか確認することも必要です。

植毛で失敗する前に

植毛失敗

あなたの薄毛は本当に植毛に踏み切っていいのでしょうか?

発毛サロンで様々な薄毛の方と接してきましたが、植毛は最終手段です。

まだ打てる手はいくらでもあります。

自分の力で自分の髪を生やす方法を試しましたか?

「薬を服用しない発毛」をご存知ですか?

薄毛がバレないか不安に過ごす日々が、植毛がバレないかの不安に変わるだけかもしれません。
不安な日々を送ることはある意味、植毛の失敗とも言えるかもしれません。
お気軽にご相談下さい。

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ABOUTこの記事をかいた人

大阪在住の発毛技能士のsou先生こと中里聡一郎と申します。 「薄毛の悩みを取り除き、発毛による喜びに満ちた人生の実現」 をビジョンとして、薄毛に悩む人々の豊かな人生に日々貢献しています。 【資格】発毛技能士、毛髪診断士、調理師 【店舗情報】 大阪の寝屋川市にある開業6年目を越えたメディカル発毛サロンです。 9割のお客様に病院、クリニックの薬を使わずに、ホームケアと施術にて髪の毛を生やすことを成功しています。 内服薬を使用しないため、副作用の心配がないと好評です。 【著者の過去】 高校の頃から薄毛に悩み、20歳の誕生日でミノキシジルの発毛剤を購入。以降、育毛剤、育毛シャンプー、個人輸入の薬等、様々な薄毛対策に取り組むが根本的な解決に至らなかった過去を持つ。 たまたま妻が発毛サロンをオープンしたことをきっかけに、自ら発毛メソッドを習得・実践して薄毛の悩みを見事克服。 それ以来、およそ6年間、薄毛治療の発毛特化型サロンとして運営。お客様は近隣の枚方や守口はもちろん、京都や和歌山からの遠方から2時間かけて来店されています。現役医師や芸能人も来店するサロンとして老若男女の薄毛で悩む方の駆け込み寺となっている。