もっとも効果的な薄毛治療は”プロペシアとミノキシジル(タブレット)の併用”と考えていませんか?
インターネットで調べてみると男性の薄毛、特にAGAを解消するために、”プロペシアとミノキシジルの併用”が特に効果的という情報は非常に多いです。
今回はプロペシアとミノキシジルの併用におけるメリットとデメリットについてお伝えします。
確かに当店のお客様でも実際に生えてきた方もみてきました。
私自信の経験でも”プロペシアとミノキシジルの併用”は効果はあると実感しています。
単に発毛、薄毛改善という観点では効果は抜群です。
効果は一番のメリットと言えるでしょう。
しかしながら、次のことは覚えておいた方がよいです。
急ぎでなければ長期的な副作用とコストを検討するべきです。
すぐにでも生やしたい理由とはなんでしょうか?
- 結婚式を控えていて、何としても薄毛を隠したい
- 子どもの入学式(卒業式)があり、父としてバシッと決めたい
例えば上記のような特別なイベントは緊急性の高い内容と言えます。
しかしながら、単に効果だけを期待して服用するのではなく、デメリットについても検討すべきです。
長期的な費用は?
副作用は?
検討項目に抜け漏れはありませんか?
本章にてメリットとデメリットについて具体的に説明していきます。
注意:本記事は著者の私見を伴うものであり、効能効果、安全性を保証するものではありません。
本記事の内容を利用する場合はご自身の責任で行ってください。
目次
プロペシアとミノキシジルの併用による最大のメリットは”効果”
まずは、既にお伝えしたようにプロペシアとミノキシジルの併用はAGAという薄毛改善には非常に効果があります。
少し専門的な話になりますが、男性がAGAになるプロセス、そしてプロペシアとミノキシジルのそれぞれの効果について説明します。
AGAが発症するプロセス
AGAについて上図で説明します。
正常なサイクルだと髪は2~6年で成長~脱毛を繰り返しています。
しかしながら、AGAが発症すると髪が成長する期間が数ヶ月~1年と極端に短くなります。
その結果として、髪が抜けて細くなってしまい見た目上薄く見えてしまうのです。
なぜAGAが発症するかというと悪玉男性ホルモンがポイントです。
皆さん、男性ホルモンは聞いたことがあると思います。
実は男性ホルモン単体ではAGAは発症しません。
しかしながら、男性ホルモンは皮脂腺から分泌される5αリダクターゼという酵素と結合することで悪玉男性ホルモンに変化します。
さらに悪玉男性ホルモンはアンドロゲンレセプターという受容体と結合し、毛根を攻撃して抜け毛が発症します。
そして、段々と毛周期が乱れてしまい、髪が成長する前に抜けるようになってしまうのです。
プロペシアは抜け毛を止めることが目的
次にプロぺシアの効果について説明します。
プロペシアとは主成分がフィナステリドのAGA(男性型脱毛症)の治療薬です。
プロペシアはAGAの脱毛原因である5αリダクターゼを抑制する働きがあり、男性ホルモンが悪玉男性ホルモンに変化するのを阻止します。
悪玉男性ホルモンによる攻撃が止まることでAGAによる抜け毛が止まり、乱れた毛周期が元に戻りAGAを改善させます。
もう少し細かくいうと、5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類があります。
プロペシアはⅡ型に対して効果があります。
ミノキシジルは発毛効果はあるがDHT抑制効果はなし
ミノキシジルは元々は、高血圧の治療薬として1960年に開発された成分です。
治療を受けていた患者に発毛効果があったことから内服薬として発売されました。
しかしながら、内服薬の副作用のリスクが高すぎたため、副作用のリスクが低い外用薬が1980年に発売されるようになりました。
国内では1999年にミノキシジル配合の発毛剤として初めて発売されたのがリアップです。
ミノキシジルには血管拡張作用によって、血流を改善効果と毛乳頭を活性化させる効果があります。
毛母細胞を刺激し、再び細胞分裂が始まります。
ただし、プロペシアのように悪玉男性ホルモンを抑制する効果はありません。
よく、”抜け毛を止める≒守りのプロぺシア”、”発毛させる≒攻めのミノキシジル”という表現をされます。
ミノキシジルとプロペシア併用による発毛体験
ミノキシジルとプロペシアを併用していると、早い方ですと1ヶ月ほど変化がでてきます。
少しずつ髪の手触り感が変わってくるのです。
頭皮に何が起きているのでしょうか。
上記のように、発毛の兆候として産毛がちらほらと生えてきます。(発毛のイメージ写真であり、プロペシアとミノキシジルを服用しているお客様の写真ではありません。)
通常の髪は1つの毛穴から2~4本生えていますが、薄毛になると本数が減ってしまいます。
発毛だと再び本数が増えてきますし、元々の髪も太くなります。
1ヶ月に約1㎝髪は成長します。
少しずつ髪は成長して、6ヶ月程度で「髪が増えたなー」と実感する方が多いようです。
もちろん、効果にも個人差があります。
薬を飲んでもほとんど効果がなかった方もおられます。
発毛の喜びは何事にも変えられない喜びがあります。
私自身も体験しているのでよくわかります。
ただし、効果があるといっても薄毛そのものが治るわけではありません。
飲むのをやめると、生えた髪も元に戻ります。
髪がほしい限りは一生飲み続けなければならない。
この事実は理解しておいた方がよいです。
長い人生においてプロペシアとミノキシジルの併用を一生続けていくことを考えてみてください。
「プロペシアとミノキシジルの併用はしんどくて途中で諦めました」
実は当店のお客様からは上記のようなコメントをよく聞く機会があります。
なぜ、お客様が途中で併用を諦めてしまったのかデメリットを通して説明します。
【デメリットその1】プロペシアとミノキシジルの併用における副作用とは?
一番のデメリットは副作用です。
プロペシアとミノキシジルを服用することによる副作用について説明します。
プロペシアの主な副作用
まずはプロぺシアの副作用です。
元々前立腺肥大の治療薬として開発されたのがプロペシアです。
例えば次のような副作用が報告されています。
プロペシアの副作用については別で記事にしています。添付文書も参考にしてみてください。
妊活中の「プロペシア」は危険
実はプロペシアの成分に触れるだけで危険な人もいるのをご存知でしょうか?
<プロペシアが危険な理由>
- 副作用だけでなく胎児の生殖機能に影響を及ぼす危険がある
- プロペシアは精液に移行する(1日1㎎6週間経口投与で微量ではあるが40%で移行が確認。)
- 女性や子供は触るだけでも危険
<プロペシアを飲んではいけない人>
- プロペシアにアレルギーがある人
- 女性(触るのも禁忌)
- 未成年者
- 重度の肝機能障害のある人
ミノキシジルの副作用
ミノキシジルは元々は心高血圧の治療薬でした。
副作用として以下のものが報告されています。
初期脱毛、浮腫み、痒み、かぶれ、吐き気、嘔吐、多毛症、心拍数増加、動悸、血圧低下、ED
男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版によると、ミノキシジルタブレット(内服薬)はDであり、”ミノキシジルの内服を行うべきではない”とされています。
ミノキシジルの外用薬であっても、「動悸が激しく気分がわるくなった。」など、心臓疾患がない方でも副作用が出たため使用を中止した方などもご相談に来られます。
<ミノキシジルが危険な理由>
- 外用薬でも、授乳中の母乳にミノキシジルの成分が検出されている
- 内服薬は日本だけでなくアメリカなど世界的にAGA治療薬として認可している国はない
ミノキシジル内服薬と比べ、外用薬は副作用も低く一般的に広く使用され、世界90か国で承認されています。
<ミノキシジルを服用してはいけない人>
- ミノキシジルにアレルギーがある人
- 女性
- 未成年者
- 高齢者
- 人工透析をしている人
- 肝臓、心臓、肝機能に障害がある人
- 血圧に疾患のある人
このようにプロペシアとミノキシジルにはそれぞれ副作用があります。
併用するということは副作用も併用するということ。
ただ、ネットの情報等では副作用が全くでないケースもあるようです。
確かに当店のお客様でも、元々併用していて副作用がなかった方もおられます。
個人差があるため、必ず副作用が発生するわけではないのは事実です。
副作用を十分に理解した上でプロペシアとミノキシジルの併用を考えた方がよいでしょう。
【デメリットその2】プロペシアとミノキシジルの併用コストはいくらかかる?
一生飲み続けるプロペシアとミノキシジルの併用ですが、月々のコストはいくらかかるかご存じでしょうか。
以下の表にAGAの飲み薬と料金をまとめました。(2019年7月調査時)
料金 | 主成分 | 効果 | |
フィナステリド | 5,800円~6,000円 | フィナステリド | 抜け毛抑制 |
プロペシア | 6,000円~8,000円 | フィナステリド | 抜け毛抑制 |
プロペシア (ジェネリック) | 4,300円~6,000円 | フィナステリド | 抜け毛抑制 |
ザガーロ | 8,500円~9,500円 | デュタステリド | 抜け毛抑制 |
ミノキシジル タブレット | 8,000円~10,000円 | ミノキシジル | 発毛促進 |
プロペシアとミノキシジルは保険が使えません。
生涯にかかるコストをざっくりと見積もってみましょう。
プロペシアは4,300円~8,000円ですので、月々5,000円と仮定します。
ミノキシジルタブレットは月々8,000円と仮定します。
すると合計で13,000円ですね。
仮に30歳から70歳まで健康であるとして、40年間飲み続けると次のようなコストです。
13,000円×12ヶ月×40年=6,240,000円
薬代だけで624万円となります。
追加で病院の診察代も別途かかることでしょう。
お金で薄毛が解決するなら安い治療と考える方もおられると思います。
ただ、上記は健康であることを条件としています。
途中で病気になると、薬の服用ができなくなります。
結果としてリバウンドで髪は元の薄毛に戻りますので注意が必要です。
まとめ
これまでにお伝えしてきたように、プロペシアとミノキシジルの併用におけるメリットは効果があること。
デメリットとして、副作用と生涯コストがかかることは理解されたと思います。
最初にお伝えしたように、次を考慮してご判断ください。
急ぎでなければ長期的な副作用とコストを検討するべきです。
ただ、一時的にプロペシアとミノキシジルを飲んで無事に発毛したとして、そこから飲むのをやめると、リバウンドで前よりも薄くなるケースは多いようです。
プロペシアとミノキシジルの併用に頼らない方法はあるのか?
多くの方は、プロペシアやミノキシジルなど治療薬を服用しなければAGAは改善出来ないと考えます。
ここには重要なポイントが抜けています。
それは”頭皮を改善し、髪が生える力を増やすこと”です。
AGAの原因、悪玉男性ホルモンの活性化は薬に頼らなくても、頭皮改善と食事や生活習慣などの改善で抑制することができます。
正しい発毛知識とほんの少しの努力は必要です。
プロペシアとミノキシジルの併用せずに健康的にAGAを改善したい方はお試し体験にてお話いたします。
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