抜け毛が増えるとAGAじゃないかと不安になりますよね！
抜け毛といってもAGA以外でも色々あり、抜け毛が多い＝AGAと言うわけではありません。
髪の毛は、通常1日50本から100本抜けると言われています。
抜け毛を過剰に心配しなくてもいい場合と、状態によっては早めに対処しないといけない抜け毛があります。
あなたの抜け毛はAGAが原因でしょうか？
目次
AGAの抜け毛の特徴
AGA(男性型脱毛症)の抜け毛かどうかを判断する為にはAGAの直接的原因を理解する必要があります。
AGAは男性ホルモン(テストステロン)と5αリダクターゼという酵素が結合し、より強力な悪玉男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)に変化し、毛根の先端部分の毛乳頭を攻撃し成長途中の髪の毛を脱毛させるのがAGAです。
AGAは成長途中の髪の毛が短いサイクルで抜け落ちてしまう為、AGAの抜け毛は細く短いのが特徴です。
AGAの特徴については下記の記事を参考にしてください。
AGAの抜け毛は短い
通常であれば2年～6年ある成長期がAGA(男性型脱毛症)の場合、数か月～1年に短縮される為、AGAの抜け毛は短いのが特徴となります。
＜例えば＞
個人差はありますが、髪の毛は1ヵ月に1㎝～1.2㎝伸びます。
AGAでない抜け毛➡(1～1.2㎝)×(2～6年)＝24㎝～86.4㎝
AGAでの抜け毛で成長期が3ヵ月の場合
➡1～1.2㎝×3か月＝3㎝～3.6㎝
AGAが心配な方は、抜け毛の中に長い毛に紛れて短い毛が多くないかチェックしてみて下さいね
抜毛をチェックすべきは以下の場所です。
・洗髪後の排水溝
・朝起きた後の枕の上
・ドライヤー後の床の上
・髪をとかした後のくし
あなたの抜け毛はどうでしたか？
短い抜け毛が多いとAGAの可能性が高くヘアサイクルの乱れのサインだと言えます。
AGAの抜け毛は細い
AGAの抜け毛が細いのは成長途中の脱毛ということもありますが、AGAは通常より早いサイクルで抜けては生えるを繰り返すうちに毛包自体が縮小していくのです。
AGAにより縮小した毛包からは生えてくる髪の毛は細く軟毛化していく為、AGAによる抜け毛も細くなるのです。
AGAは進行型です。抜けては生えるを数年繰り返すうちに、髪の毛は産毛状になります。
抜け毛に細い髪の毛が多い場合、AGAがかなり進行していて危険な状態です。
＜通常のヘアサイクルとの比較＞
AGAの抜け毛の毛根は小さく痩せている
AGAは成長途中の髪の毛が十分育たないまま抜けるのを繰り返す脱毛症の為、AGAの抜け毛の毛根部分も十分成長しきれずやせ細っているのが特徴です。
毛根とは髪の毛の根元の部分で下の図の毛乳頭と毛母細胞がある部分です。
毛乳頭は血液から髪の毛に必要な栄養を受け取り、毛母細胞がそれを元に細胞分裂を繰り返して髪の毛は作られます。
AGAの抜け毛は成長しきれずに抜ける為、毛根も成長しきれず小さく痩せていたり、休止期に入らずに抜けた毛の特徴である白いしっぽのようなものがついているのもAGAの抜け毛が多くみられます。
早いサイクルで抜けるAGAは、毛包自体も成長しきれず抜けるのを繰り返すうちに、どんどん縮小してしまいます。
AGAが原因で縮小した毛包から生える髪の毛は、さらに細く短く産毛になります。
細く短い抜け毛が多いとAGAがかなり進行しています。
細く短い産毛の抜け毛になる前に早めの対処をお勧めします。
当店ではお客様のAGAの進行具合を確認し、それぞれお客様に合った対応法を提案させて頂いています。
AGA以外の方も初回お試し体験コースを体験していただけるますので、お気軽にご連絡ください。
(無理な勧誘などは一切ございませんので、ご安心してお越し下さい！）
AGAだけでない危険な抜け毛
AGAの抜け毛はおわかりいただいたと思いますが、AGA以外の心配な抜け毛どうでしょうか？
実は抜け毛の毛根部分でAGAや異常脱毛など髪の毛の健康状態なども知ることができます
髪の毛は、毛乳頭が毛細血管から栄養や酸素を吸収し、毛母細胞が細胞分裂を繰り返することで髪が成長します。
そのため十分栄養が行き届いているか、AGAによる成長途中の抜け毛なのか、毛根の形状を見ればわかるのです。
まず、健康的な抜け毛は根元がふくらんだマッチ棒型で毛根は白っぽいのが通常です。
それでは次の写真の抜け毛をご覧ください。
毛根全体が黒っぽい抜け毛は異常脱毛だと考えられます。
ふくらみが小さく細い抜け毛はは血行不足や栄養不足が原因です。ふくらみが全くない場合も栄養不足で髪の毛が弱った状態の抜け毛です。
この抜け毛は毛根に白いしっぽが付着しています。白いしっぽが生えたような抜け毛は退行期間中に細胞分裂が止まり休止期に入らず抜けてしまった抜け毛です。
AGAの抜け毛にも多くみられます。
この抜け毛は毛根の上部の方からべったりとして白い付着物があります。皮脂の過剰分泌や洗い残しが考えられる抜け毛で、頭皮環境を悪くする要因になります。
この抜け毛は毛根がギザギザしています。ギザギザとして毛根は過度なダイエットや強いストレスが原因の抜け毛だと考えられます。
上の写真の抜け毛のように毛根に全く膨らみがない抜け毛は特に注意が必要です。
毛根が細くなっていたり太くなっていたりを繰り返している抜け毛は、繰り返し脱毛しており慢性化しています。
他にも、毛根の先が細く尖っている場合、ストレスやホルモンバランスの異常などが原因で、成長期途中で成長を急激に止めて抜けた抜け毛だと考えられます。
円形脱毛症によくみられる抜け毛です。
ご自身の抜け毛の状態はいかがでしょうか？
抜け毛の状態を知ることでAGAだけでなく、健康状態も知ることが出来ます。
ご自宅で虫眼鏡等を使って抜け毛を1度確認してみて下さい。
店舗レベルのマイクロスコープでなければネットで数千円で買う事もできますよ。
当店では、発毛技能士と毛髪診断士がマイクロスコープで頭皮状況・毛穴の詰まり・皮脂・毛根の状態を診断しています。
AGA以外の抜け毛の原因
抜け毛の原因にはAGA以外のものもあります。
・急激なダイエット
・ストレス
・季節によるものなど
急激なダイエット
短期間での急激なダイエットは抜け毛の原因になります。
ダイエットでの食事制限による栄養不足だけではなく、栄養バランスが崩れることにより、ホルモンバランスも崩れます。
急激なダイエットは筋肉も一緒に落ちてしまいます。
筋肉が落ちると代謝機能も低下します。代謝機能が低下すると細胞分裂がうまく行えなくなるなど抜け毛の原因になります。
ストレスによる抜け毛
ストレスを感じると自律神経が乱れます。自律神経が乱れると様々な悪影響を及ぼします。
・血流が悪くなり髪の毛に栄養が行きわたりにくくなる。
・ホルモンバランスを崩す。
・質の良い睡眠がとれなくなる。
・活性酸素、コレチゾールの生成(髪の毛に必要な栄養素を消費する)
過度なストレスや急激なストレスは抜け毛を加速させる恐れがあります。
季節による抜け毛
AGA以外にも、季節の変わり目や夏から秋にかけてなど季節的に抜け毛は多くなります。
急激に量が増えたり、抜け毛が続くようなら注意が必要です。
原因と対策を知って予防しましょう！
最後に
抜け毛が多くなると精神的にも気になって仕方がなくなります。
抜け毛が怖くてシャンプーもできない方も見てきました。
抜け毛ばかり気にしてしまうと、それがストレスとなり抜け毛が増える原因になっている場合があります。
AGAの抜け毛は正しい対処をすることで改善することが出来ます。
AGAが原因と思われる抜け毛や危険な抜け毛を見つけたなら、いつでもご相談下さい。
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