薄毛で悩む人が育毛を考えたときにまずトライするのが「シャンプーを変えること」ではないでしょうか?
薄毛はストレスや食事、生活習慣、間違ったヘアケアなどにより頭皮環境が悪化したことが引き金となり、育毛できずに薄毛が発症することです。
頭皮環境を整えるうえで一番重要になるのが、育毛シャンプーの選び方、そして効果がアップする使用方法です。
せっかく育毛に良い育毛シャンプーを選んでも、使用方法を間違えれば育毛シャンプーの効果も半減してしまいます。
頭皮という畑が荒れていては、肥料を与えても髪という作物は育ちません。
育毛に必要なシャンプー選びと効果的なシャンプー方法を知り、あなたの育毛ライフにプラスしてみてくださいね。
動画にもまとめましたので、よかったら見てくださいね。
目次
育毛シャンプーの目的と効果
育毛の効果をあげるためにはシャンプーの目的を正しく理解することが重要です。
シャンプーに育毛効果なし
まず知っておきたいことは、シャンプーそのものには育毛の効果はないということです。
特に育毛シャンプーと聞くと育毛効果がある成分が入っていると考えがちです。
しかしながら、実際にテレビCMやインターネットでたくさん広告を出しているような育毛シャンプーで「髪が生える」といった表現は一切述べていません。
理由はシャンプーに育毛、発毛効果があると述べてはいけない決まりがあるからです。
シャンプーは医薬品医療機器等法で化粧品に区別されています。化粧品でのあるシャンプーの効能効果の範囲は以下の通りです。
- 頭皮、毛髪を清浄にする。
- 香りにより毛髪、頭皮の不快臭を抑える。
- 頭皮、毛髪をすこやかに保つ。
- 毛髪にはり、こしを与える。
- 頭髪、毛髪にうるおいを与える。
- 頭髪、毛髪のうるおいを保つ。
- 毛髪をしなやかに保つ。
- クシどおりをよくする。
- 毛髪のつやを保つ。
- 毛髪につやを与える。
- フケ、カユミがとれる。
- フケ、カユミを抑える。
- 毛髪の水分、油分を補い保つ。
- 裂毛、切毛、枝毛を防ぐ。
- 髪型を整え、保持する。
- 毛髪の帯電を防止する。
育毛シャンプーの効果は頭皮洗浄と有効成分により頭皮環境を整えることです。
洗浄力の強いシャンプーなど間違ったヘアケアが薄毛の原因になるように、毎日使用するシャンプーこそ育毛や頭皮環境を整える効果があるものを使用すべきです。
育毛とは髪の毛を育てると書きます。
薄毛の方の髪を太くする効果という意味の”育毛”はシャンプーそのものにはありません。
もう少し広い意味で、予防の概念で髪の毛を育てるための土壌作りの”育毛”ならシャンプーという行為は必要不可欠とも言えます。
育毛シャンプーで薄毛になる!?
前述したように育毛シャンプーには頭皮環境を整える効果があります。
頭皮環境を整えるためには低刺激で頭皮や毛穴の余分な皮脂や汚れを取り除き、保湿成分が配合された育毛シャンプーであることが重要です。
薄毛の原因の一つにストレスや食事や生活習慣などで皮脂が過剰に分泌し、頭皮環境を悪化させていることが考えられます。
過剰に分泌した皮脂を取ろうと洗浄力の強いシャンプーを使用することで、なくなった皮脂を補うために、さらに皮脂を過剰に分泌し頭皮環境を悪化させます。
大切なのは、頭皮に優しく皮脂を取り除くことです。
過剰な皮脂分泌は毛穴を詰まらせるだけでなく、頭皮の常在菌を異常に増殖させてしまい頭皮環境を悪化させ、かゆみ、フケ、抜け毛が増えると薄毛の原因になります。
例えばドラッグストアに行くと育毛を強調したシャンプーはたくさん置いてあります。
注意すべき点は、頭皮環境が改悪する名ばかりの育毛シャンプーがあることです。
次に説明する育毛に効果的なシャンプー選びは重要です。
育毛に効果的なのは?シャンプーの3種類の洗浄成分
次は育毛シャンプーに必要な成分について説明します。
育毛の観点からシャンプーにオススメの成分と絶対に避けたい成分があります。
育毛シャンプーの洗浄成分は大きく分けて石油系、石鹸系、アミノ酸系の3つです。
それぞれの洗浄成分で育毛の効果にも違いがあります。
石油系(高級アルコール系)
ドラックストアーなどで一般的に安価で出回っているのが主成分が石油系洗浄成分のものです。
食器洗いなどの洗浄剤に使われているのと同じ成分で、洗浄力が強いのが特徴です。
食器洗い洗剤の使用後に手がカサカサになった経験はありませんか?頭皮にも同じことが起こってしまいます。
石油系シャンプーは頭皮環境を悪化させる効果があります。
ラウリル硫酸カリウム
ラウレス硫酸ナトリウム
ラウレス硫酸TEA
石鹸系
石鹸系と聞くと肌に優しいイメージがありますが、実は洗浄力が強く育毛シャンプーには適しません。
石鹸系シャンプーはアルカリ性のため、キューティクルをひらいてキシミやすいので、すすぎを短めにしがちです。
結果としてすすぎ残しが発生しやすく、石鹸成分が頭皮に残り頭皮環境も悪くなってしまいます。
以上のことより石鹸系シャンプーも育毛のことを考えると効果的ではありません。
脂肪酸カリウム
アミノ酸系
頭皮と髪に負担がかかりにくく優しく皮脂を落とすのが特徴です。
アミノ酸系シャンプーには、脂肪酸とアミノ酸とアルカリ剤が使用された洗浄成分が入っています。
シャンプーを見る際には、どのアミノ酸が使用されているかを知る必要があります。
アミノ酸系界面活性剤は”脂肪酸+アミノ酸+アルカリ剤”の順で書かれていますので、真ん中を見ればどのアミノ酸が使われているかわかります。
アミノ酸系育毛シャンプーで良く使用されているココイルグルタミン酸Naの場合は次の通りです。
「例:ココイル(脂肪酸)+グルタミン酸(アミノ酸)+Na(アルカリ剤)」
となり、アミノ酸の種類はグルタミン酸になります。
脂肪酸とは天然油脂に含まれる成分で、脂肪酸とアミノ酸を中和するのにアルカリ剤が使用されています。
それぞれ何をどう組み合わせるかで洗浄力や洗い上りが変わってきますが、アミノ酸の種類による影響が一番強いようです。
良い育毛シャンプーは数種類のアミノ酸系洗浄成分が配合されています。
グルタミン酸系:しっとり潤いのある仕上がり洗浄力は弱い
アラニン系:バランスが良い。泡立ちの良さと適度な洗浄力ふわっとした仕上がり
グリシン系:中性~アルカリ性で泡立ちと洗浄力が強く髪の毛がきしみを感じやすい
タウリン系:バランスが良くきめ細かい泡と適度な脱脂力でさらっとした洗い上り
サルコシン系:泡立ちや洗浄力が強く若干の刺激があり最近は使われていない
※ココイルサルコシンNaは旧表示成分に指定されていた成分です。
アレルギー症状を起こす場合がありお勧めできません。
アスパラギン酸系:バランスが良い。泡立ち良く適度な洗浄力
頭皮と髪の毛のことを考えると、アミノ酸系の育毛シャンプーを使用した方がいいでしょう。
育毛のためのアミノ酸系シャンプーの選び方
育毛を考えるとアミノ酸系シャンプーは頭皮や髪に優しく皮脂を取り除く洗浄力だけでなく保湿力、つまり頭皮に潤いまで与えてくれる効果も必要です。
以下に述べるアミノ酸系シャンプーの注意点を参考にして、あなたにあったアミノ酸系シャンプーを選んでみてください。
「アミノ酸シャンプー」と「アミノ酸入りシャンプー」の違い
アミノ酸シャンプーは主成分がアミノ酸に対して、「アミノ酸入り」シャンプーは、主成分がアミノ酸ではないものに、アミノ酸洗浄成分を配合したものとなります。
中には、主成分が石油系洗浄成分にごくわずかなアミノ酸洗浄成分を配合したものを、「アミノ酸シャンプー」かのように販売されているものもあります。
育毛シャンプーの効果どころか頭皮環境を悪化させてしまう恐れがありますので、ご購入の際は成分表示をよくご確認下さい。
アミノ酸シャンプーでも安心できない添加物
育毛シャンプーのつもりで購入したアミノ酸系シャンプーの中に以下の添加物が含まれていませんか?
- 合成着色料
- 合成香料
- 防腐剤
特に、防腐剤(パラベン)は表示指定成分であり、人によってはアレルギー反応が出る刺激のある成分となります。
毎日肌に触れるものです。成分はしっかり確認しましょう。
成分表の見方
一般的な育毛シャンプーは「化粧品」と「医薬部外品」とに分かれています。
「医薬部外品」とは、「特定の目的に対して効果効能が認められた成分が一定の濃度で配合されているもの」ですが、医薬部外品の表示義務があるのは表示指定成分のみです。
それに対して一般的に「化粧品」に分類される育毛シャンプーは、すべての配合成分を表示することが義務付けられていますので、裏面の「成分表示」を見るだけで、どのような成分が入っているか確認することができます。
一般的な育毛シャンプーですと50~60%が水、洗浄成分が30%~40%で、その他増粘剤や香料などが1%配合されています。
配合されている成分の見方としては、配合の多い順に記載されていますので裏面の成分表示をしっかり確認して下さい。
上記でお伝えした「アミノ酸入り」シャンプーでも、実際にはほとんどアミノ酸が配合されていないものや、育毛アミノ酸シャンプーの中にも添加物が含まれている場合があります。
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育毛シャンプーの効果がアップする洗い方
せっかく頭皮に優しい育毛シャンプーを選んでも、シャンプーの仕方を間違っていたら元も子もありません。
シャンプー時にプラスするだけで効果がアップするシャンプー方法をご紹介します。
動画にもまとめていますので参考にして下さいね。↓
発毛サロン直伝の育毛シャンプー方法(一般バージョン)
1.入浴前のブラッシング
入浴前に髪をブラッシングしてください。ブラッシングはまずは頭皮の毛先からかけると髪のほつれがとれやすくなり、抜け毛の量も減ります。
2.しっかりとした入浴
シャンプーの前にお風呂につかってください。目安は40℃で10分です。血流UPでシャンプー時に汚れがとれやすく、マッサージ効果も向上するのでかゆみや抜け毛の予防になります。
3.シャンプーの前に予洗い
予備洗いの略です。頭全体をしっかりとぬらして髪の汚れや整髪料を取り除きます。頭皮を洗う温度はぬるめ(36~38℃)にしてください。
4.シャンプーはしっかりと泡立てる
予洗い後、シャンプー剤をつけていきます。洗顔等に使う泡立てネットを使うと少量で泡立ちますのでオススメです。
5.頭皮マッサージ
マッサージのポイントは「頭皮を動かす」ことです。できるだけ髪の毛に摩擦が発生しないように指の腹で頭皮を動かすことを意識してください。
6.しっかりとすすぐ
いくら育毛のためにアミノ酸系シャンプーを使ったところでシャンプー剤が頭皮に残っていると、抜け毛や薄毛の原因になります。しっかりと頭皮についたシャンプーは洗い流して下さい。
育毛シャンプー時での育毛マッサージに育毛のツボ押しをプラスしてみて下さい。効果アップ間違いなしです。
別で記事にしていますのでお読みください。
育毛シャンプーを使って始めて育毛剤の効果UP
頭皮に優しい育毛シャンプーで頭皮環境を改善することで、育毛剤の浸透が良くなり育毛効果も上がります。
育毛剤や薄毛治療を考えた時に頭皮環境の改善なしには育毛効果はあがりません。それは、頭皮環境の悪化が薄毛の原因に大きく関わっているからです。
薄毛改善で効果をなかなか感じられないのは、シャンプーを軽んじているか、育毛を考えた時のシャンプーの効果をただ皮脂が取れればいいと勘違いしているからです。
下の写真は植物エキスとアミノ酸や成長因子などが配合された育毛のためのアミノ酸シャンプーと施術で頭皮改善された頭皮です。
育毛効果も上がり髪の毛が太く強くなったのがわかります。
最後に
頭皮は畑と同じです。
荒れた畑では水や肥料を与えても作物は育たないように、荒れた頭皮では育毛できず髪も育ちません。
頭皮という土台を作るためにシャンプーは基本です。
すでに頭皮環境が悪化し、抜け毛や薄毛でお悩みの方はお早めにご相談ください。
あなたに合わせた育毛に効果的なシャンプー方法を徹底的にアドバイスさせていただきます。
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