AGA治療薬のミノキシジルは、市販の発毛剤にも含まれる成分です。
ドラッグストアや薬局で販売されている外用薬の発毛剤『リアップ』シリーズにも含まれています。
AGA治療専門のクリニックに行けば、内服薬や外用薬として処方されることもあります。
そんなミノキシジルの発毛効果とは、どれほどなのでしょうか?
今回は、AGA治療に使われるミノキシジルの発毛効果の信ぴょう性について解説します。
ミノキシジルの効果が引き起こすデメリットについても言及します。
目次
ミノキシジルの効果とは
現在日本で認められているAGA治療薬として使われる成分の一つが『ミノキシジル』です。
市販の発毛剤にも含まれていることから、国内では比較的認知度の高いAGA治療薬といえるかもしれません。
そんなミノキシジルには、生え際やM字、頭頂部の発毛に高い効果があるとされています。
その理由として挙げられるのが、ミノキシジルが持つ血管拡張作用です。
もともとミノキシジルは、高血圧症に対する血圧降下のために処方される医薬品です。血管を拡張させることで、血管にかかる圧力を下げる働きがあります。
効果1.血管拡張作用
血管を拡張させることが、発毛にどのように影響を及ぼすのでしょうか?
血液中には、酸素や酵素、たくさんの栄養素が含まれています。血管が拡張して血流が改善されれば、末端の血管にもしっかりと血液が流れるようになります。
発毛に大きな影響を及ぼす毛母細胞の周りには、毛細血管がたくさんあります。血流が良くなって必要な養分が届くようになれば、毛母細胞が活性して発毛を望むことができます。
効果2.アデノシン分泌による毛母細胞の活性化
ミノキシジルの効果には、アデノシンという物質の分泌を促進させる効果もあります。アデノシンは、もともと人体の中にある成分です。眠気を誘発したり、血管を拡張させて血流を促進したり、他の物質を生成したりするのに必要です。
発毛においていえば、アデノシンが関与することによって、血管内皮増殖因子(略称VEGF:Vascular Endothelial Growth Factor)の産生が促されます。血管内皮増殖因子は、新しく血管を作ったり、血流を改善したりする作用があります。
また、アデノシンはケラチン細胞増殖因子(KGF:Keratinocyte Growth Factor)の生成を促します。ケラチン細胞増殖因子は、発毛促進因子(FGF-7)とも呼ばれていて、毛母細胞に働きかけて発毛を促す作用があります。
ケラチンという物質は、髪の毛の主成分でもあります。そのケラチンを増やす物質(ケラチン細胞増殖因子)が働くと、強くてしなやかな髪の毛を成長させることが可能になるのです。
つまり、ミノキシジルにあるアデノシン分泌作用が、多方面から発毛を促してくれるようになるのです。
ミノキシジルの効果の信ぴょう性
ミノキシジルによる発毛効果の信ぴょう性に関しては、多くの研究機関や製薬会社の研究によって、高い発毛効果があることはすでに認められています。
ですから、ミノキシジルによる発毛は、大いに期待してもいいでしょう。ただし、ミノキシジルの効果がどれほど発揮されるかは、使い方や個人差も影響してきます。
ミノキシジル自体に発毛効果があっても、使い方を誤れば、発毛は期待できませんし、体質に合わなければ思っていたような発毛の効果を実感するには至らないでしょう。
猿にも効果があるのがミノキシジル
ミノキシジルの効果は人間だけではなく、動物でも効果は得られています。
このようにベニガオサル(写真は愛媛県立とべ動物園公式ホームページより)でもミノキシジルの効果は実証されています。
ミノキシジルによる効果が引き起こすデメリット
ミノキシジルが持つ作用によって引き起こされるデメリットといえば、やはり副作用が気になるところでしょう。
ミノキシジルには副作用がある
ミノキシジルの副作用は以下項目にまとめました。
- 初期脱毛
- 発疹、痒み、かぶれ
- 頭痛
- めまい、立ちくらみ
- 多毛症
- 不整脈、心拍数の増加、狭心痛
- 低血圧症
- 手足の浮腫み
- 肝機能障害
詳しいミノキシジルの副作用に関しては、次の記事で詳しく解説しています。
ミノキシジルは高い発毛効果がある一方で、副作用以外のデメリットには次のものが挙げられます。
- ミノキシジル購入にかかる費用が高い
- ミノキシジルの購入は面倒
1.ミノキシジル購入にかかる費用が高い
AGA治療は即効性はありません。効果が表れるまで、少なくとも半年ほどは様子を見る必要があります。
ミノキシジルは、AGA治療を行っているクリニックや病院などで処方してもらうほかに、ミノキシジルを含む市販の発毛剤を薬局やドラッグストアで購入する方法があります。
ミノキシジルの効果が得られるまでの最低半年は、通院や購入を続けなければなりません。
内服薬であれば、費用は月10,000円ほど。診察や血液検査の費用なども含めると、月20,000円ほどになるケースもあります。
市販のミノキシジルの外用薬であれば1本約5,000円~9,000円です。
こうした費用を毎月捻出できる人であれば、デメリットとはいえないでしょう。
しかし、コンスタントに費用捻出が難しい人にとっては、大きなデメリットになるのではないでしょうか。
2.ミノキシジルの購入は面倒
ミノキシジルをクリニックや病院といった医療機関以外で手に入れる場合、面倒なのが購入の都度、薬剤師と相談することです。
ミノキシジルは、その成分自体が医薬品として認定されています。
そのため、ドラッグストアや薬局で扱われているミノキシジルを含んだ外用薬にいたっては、第1類医薬品という扱いです。
第1類医薬品とは、一般販売されている医薬品のなかでも、特に副作用が起こるリスクが高い医薬品です。
ミノキシジルは、市販されている多くの医薬品のなかでも、副作用が発現しやすい部類にあたる薬ということです。
このような医薬品は、法律によって販売方法が厳しく定められています。市販の発毛剤であっても、ミノキシジルを含んだものは、健康被害リスクに関して薬剤師の指導が義務付けられているのです。
店頭にあるからレジに持っていけばすぐに購入できる風邪薬や傷薬などの医薬品とは異なり、購入の都度、薬剤師からリスク説明を受け、それに納得したうえで購入しなければならないのです。
AGAに悩む人にとっては、できればあまりAGAに悩んでいること自体を人に知られたくないという人もいるでしょう。
そんな人にとっては、せっかく通院を避けているのにドラッグストアで薬剤師や店員にAGAで悩んでいることを知られてしまうのですから、その心理面の負担もデメリットとして挙げることができるでしょう。
まとめ
ミノキシジルの発毛効果は、確かなものです。
しかし、副作用リスクの高い成分であることは否めません。
薬を使ってAGA治療するのが不安な方や、ミノキシジルの効果は気になるけれど副作用リスクが怖い方は、薬を使わずに発毛を促す当店にお気軽にご相談ください。
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