よく「タバコを吸いながら薄毛改善できますか?」と質問されます。
実はタバコを吸うことで薄毛が促進されます。
タバコを吸っている方にお伝えしたいことは以下の通りです。
タバコは百害あって一利なし。
薄毛になりやすいし、発毛スピードもガクッと下がります。
薄毛を本気で改善したいなら、禁煙をオススメします。
禁煙できないならタバコのリスクを少しでも減らしましょう
薄毛になったのも、薄毛治療で効果がないのも、喫煙は原因の一つになります。
タバコを吸っている方と吸っていない方では、明らかに発毛スピードに差がでます。
タバコは薄毛になるだけでなく、薄毛改善にも影響するのです。
それでは、なぜタバコで薄毛になるのかについて説明していきます。
目次
タバコで薄毛になる理由
タバコには4000種類の化学物質とその中に200種類以上の有害物質が含まれています。
タバコに含まれるニコチンとタバコの煙に含まれる一酸化炭素が薄毛の原因です。
血行不良
タバコで薄毛になる一番の理由がタバコのニコチンによる血行不良です。
タバコに含まれるニコチンは自律神経を刺激し血管を収縮させ、血液循環を悪くします。
頭皮の血流が悪くなると必要な栄養が頭皮に運ばれなくなり、髪の毛を作る毛乳頭に必要な栄養が届かず、抜け毛や薄毛の原因になるのです。
頭皮の血行不良が慢性化すると、頭皮は硬くなり頭皮自体もやせ細ってしまいます。
栄養のない頭皮では髪の毛は育ちません。
ビタミンC不足
タバコ一本を吸うとビタミンCが25㎖~50㎖消費します。
タバコを吸っている人は吸っていない人の2倍のビタミンCが必要です。
1日に必要なビタミンCは100㎖ですので、1日に4本吸うと1必要なビタミンを消費します。
ビタミンCは生命活動のあらゆる部分で必要とされる栄養素で、コラーゲン合成時もビタミンCが必要となります。
コラーゲンは細胞と細胞をつなぐタンパク質です。
頭皮環境を整える作用や髪の毛を作る器官である「毛包幹細胞」の保護などもコラーゲンが重要な役割を果たしています。
ビタミンC不足ではコラーゲンを作れなくなり、細胞分裂で傷ついた「毛包幹細胞」の修復が困難となるのです。
コラーゲンが不足すると、毛包幹細胞は老化し毛穴が小さくなります。
タバコによって、ビタミンCだけではなく育毛に必要なビタミンB群やビタミンEなども消費してしまいます。
活性酸素増加
タバコは活性酸素を増加させ、体を酸化させます。
酸化は体を老化させ、頭皮や毛乳頭も老化させます。
活性酸素が増加することで髪の成長も遅くなります。
酸素不足
通常、酸素は血液によって体内の細胞や臓器に運ばれます。
タバコの燃焼時に発生する一酸化炭素は、酸素を運ぶのに必要なヘモグロビンと酸素に比べ200倍ほど結びつきやすくなります。
一酸化炭素とヘモグロビンが結びつくと、酸素を運ぶヘモグロビンが不足します。
酸素が細胞などに行きわたらなくなり、抜け毛や薄毛の原因になります。
悪玉コレステロールの増加
タバコを吸うと、悪玉コレステロールが増加します。
悪玉コレステロールが増加すると、悪玉コレステロールを減少させる働きをするタウリンが生成されます。
タウリンを合成する時に髪の毛を合成するのに必要なメチオニンを消費します。
メチオニンは髪の毛を構成するのに重要な必須アミノ酸です。
メチオニンの消費は髪の毛を作る材料不足となり、薄毛になる原因になります。
悪玉コレステロールの増加により動脈硬化を引き起こすと、血管が狭くなり血流も悪くなります。
ニコチンの血管収縮作用だけでなく、悪玉コレステロールの増加も血行不良となり薄毛の原因になります。
男性ホルモン増加
タバコを吸うと男性ホルモンが増加します。
実際にハーバード大学の調査によってタバコを吸うと男性ホルモンが10~30%増加する結果がでています。
AGAの原因は男性ホルモンが原因酵素と結びつくことでAGAを発症してしまいます。
タバコにより、男性ホルモンが過剰に分泌されるとAGAの薄毛リスクは高まるので危険です。
タバコをやめる「ストレス」で薄毛になる
タバコで薄毛になる理由を知って、タバコをやめようと考えても、禁煙する時のストレスを考えるとなかなか禁煙に踏み切れない人も多いようです。
実際はどうなのでしょうか?
タバコをやめる「禁煙ストレス」
ニコチンは依存性の強い物質で、危険薬物のヘロインやコカインよりも依存性が高くといわれています。
タバコをやめること自体がストレスを溜めてしまう原因になります。
タバコに含まれるニコチンにはドーパミンという快楽をもたらす物質を脳内に放出させる作用があります。
快楽を得たいという欲求がタバコを止めれなくするのです。
長期間タバコを吸い続けると、体内でドーパミンを作るのが難しくなります。
ニコチン不足になるとイライラが増し、ストレスを感じるのはこのことが原因です。
ストレスによる薄毛は、自律神経が乱れることで起こります。
自律神経は内臓の働きや代謝、体温や血流のコントロールなど人間が生きていくうえで欠かせない活動をコントロールする神経です。
禁煙によるストレスも薄毛の原因になることもあります。
タバコを吸う「喫煙ストレス」
タバコを吸っていればストレスによる薄毛は回避できるのでしょうか?
タバコを吸っていると、ストレスから身を守る抗ストレスホルモンが生成されにくくなります。
ストレスを受けると、ストレスから体を守る役割の抗ストレスホルモンであるアドレナリンが作られます。
その過程で、ビタミンCが大量に消費されます。
タバコを吸うとビタミンCは大量に消費されます。
タバコによりビタミン不足となり、ストレスから身を守る抗ストレスホルモンがつくられず、ストレスに対応できなくなります。
禁煙だけでなく、喫煙することでも「ストレス」が溜まりやすい状態になるのです。
タバコがやめれない喫煙者が薄毛改善する方法
薄毛を改善したいと考えているなら、タバコを吸うのをやめることをオススメしています。
どうしても自力ではやめれない方は以下の内容から始めてみてください。
- 禁煙外来を利用
- 電子タバコに切り替える
- 一日に吸うたばこの本数を減らす
- 禁煙セラピーを読む
ストレスにならない程度から始めてみるのもオススメです。
電子タバコに切り替える
上記で述べたように、電子タバコに変えて徐々に本数を減らす方法もオススメです。
電子タバコには、加熱式とリキッドタイプ(VAPE)があります。
加熱式のものでもタバコに比べてニコチンやタールの量が少なく、ニコチンやタールによる薄毛のリスクはタバコより低くなります。
リキッドタイプは、国内で販売されているものにはニコチンとタールが含まれておらず、加熱式タバコより害が少なくオススメです。
身体や髪の毛に良くないとわかっていてもタバコをどうしてもやめれない方は、電子タバコにトライしてみましょう。
ただ、電子タバコは発売されてから定着してきましたが、体や薄毛などへの影響がどこまであるかは、はっきりわかっていませんので、長期間のご使用はご注意下さい。
わかっているのは、電子タバコも体にも髪にもリスクがあるということです。
ビタミンCを摂取する
ビタミンCを積極的に摂取しましょう。
ビタミンCには、薄毛の原因となるストレスや老化(酸化)の原因となる活性酸素を抑制する働きがあります。
結合タンパク質であるコラーゲンの生成時に必要で、体内で合成することのできない栄養素です。
食品やサプリなどで積極的に摂取しましょう。
タバコがどうしてもやめれない方や、やめるまでの期間はタバコを吸うことによって失われるビタミンCを補いましょう。
タバコを吸いながら薄毛改善できる?タバコの薄毛リスクを解説まとめ
最初に述べたように、タバコは百害あって一利なしです。
タバコを吸うことで血行不良、栄養不足、老化、ホルモン過剰分泌と、薄毛になるたくさんのリスクにさらされ、薄毛が進行しやすく発毛もしにくくなります。
発毛サロン側の意見としてお伝えさせていただくと、タバコは薄毛の原因になるだけでなく発毛スピードもガクッと下がってしまいます。
タバコを吸ってない人を10とした時に、タバコを吸っている人は半分ほどの効果になる印象です。
ヘビースモーカーな人ほどタバコの影響が出ますのでご注意ください。
タバコは薄毛だけでなく見た目の老化も早めます。
薄毛を本気で改善したいと考えているなら、禁煙しましょう。
どうしてもタバコをやめれない方は発毛知識を徹底的に学んで薄毛リスクから守りましょう。
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