湯シャンだけで毛が生えるなどの情報は書籍やネットでもよくでてくる内容です。
ただ、そのような湯シャンのメリットが強調された情報を信じて試したけれど、うまくいかなかったと実感されている方が多いのも事実。
たまたま湯シャンが自分に合ったから、みんなも湯シャンが合うかのような情報発信が非常に多いのです。
湯シャンが合っていない人が湯シャンを続けると、湯シャンのデメリットとして逆に頭皮環境が悪化する原因になります。
その結果、薄毛を悪化させる可能性があります。
今回は、湯シャンのメリットとデメリットと、正しい湯シャンのやり方をお伝えします。
動画にもしていますので、良かったらチェックしてみてくださいね。
目次
湯シャンのメリットで髪が増えるタイプ、薄毛になるタイプとは?
シャンプー剤を使わずにお湯だけで洗髪することを「湯シャン」と言います。
実は湯シャンは、誰にでも合う洗髪方法ではありません。
湯シャンは、個人の体質や生活習慣によって合う人・合わない人があり、メリットを受ける薄毛タイプとデメリットになる薄毛タイプがあります。
湯シャンが合う人・合わない人はこちらの記事でも詳しく説明しています。
湯シャンでメリットがあるタイプ
もそも実際に湯シャンで髪が増えるの?
と疑問に持っている方もおられるのではないでしょうか?
当店としては、誰しもが湯シャンで髪は増えないけれど、湯シャンの効果によって頭皮環境が良くなり、髪が増えるタイプはあると考えております。
うまく湯シャンのメリットをうけることで、結果として髪が増えることになります。
例えば次のようなタイプです。
- 脂漏性皮膚炎
- 頭皮湿疹
- アトピー等による頭皮トラブル
このようなタイプの方は頭皮環境も問題を抱えている方が多いです。
湯シャンをすることでシャンプーの刺激が少なくなり、頭皮環境が良くなり、髪も生えやすい状態になります。
元々、乾燥肌の方や頭皮が炎症などのトラブルを抱えている方には、市販のシャンプーは洗浄力が強すぎます。
結果として、市販のシャンプーによって頭皮炎症など皮膚トラブルを悪化させる原因になります。
アトピー性皮膚炎など皮膚トラブルからくる薄毛は、まず頭皮炎症を抑えることが大切です。
シャンプー剤を使わない湯シャンは、刺激が少なく乾燥対策のメリットがあります。
まず、自分の薄毛が炎症など皮膚トラブルからくる薄毛なのか、頭皮状態を専門家に診てもらうことをオススメします。
湯シャンがデメリットになって薄毛になるタイプ
AGA(男性型脱毛症)の薄毛は湯シャンがデメリットになる恐れがあります。
AGAの原因であるDHT(悪玉男性ホルモン)は皮脂腺を活性化させます。
皮脂や脂が過剰になりやすいAGAの方は皮脂が多く、湯シャンだけでは皮脂が落としきれず残ってしまい脂性のフケや、洗い落とせなかった皮脂で頭皮環境が悪化する原因になます。
AGAの方は湯シャンにする前に、頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーに切り替えるだけでなく、食事や生活習慣を見直すことをおすすめします。
私自身も数週間、湯シャンにトライしたところ次のような症状がでました。
- 頭皮のべたつき
- 目に見えるような大きいフケ
- 自分でもわかるほどの頭皮の臭い
数日に1回はシャンプーして湯シャンと併用していましたが、私の場合は上記のような不快感が強く、とても湯シャンを継続することはできませんでした。
湯シャンのメリット3選
湯シャンのメリットについてお伝えしていきます。
うまく湯シャンのメリットを受けると、頭皮環境が良くなり、シャンプーを使わない分、コスパもよくなるというメリットもありますのでチェックしてみてくださいね。
頭皮の乾燥の抑制
頭皮には適度な潤いが必要です。
通常、適度な皮脂は頭皮を乾燥や紫外線などの外的ダメージから守る役割をしています。
乾燥肌の方などは特に、シャンプー剤を使用して頭皮を洗うと、頭皮の皮脂を取り過ぎてしまいます。
湯シャンをすることで、皮脂の取り過ぎを防ぎ、頭皮の乾燥を抑制するメリット効果があります。
頭皮トラブル改善効果
市販のシャンプーは洗浄力が強いものが多いです。
強すぎる洗浄力のシャンプーは、必要な皮脂まで落としすぎたり、シャンプー剤の成分が頭皮トラブルの原因になっていることもあります。
シャンプーよって頭皮トラブルをおこしている方は、湯シャンによって頭皮のバリア機能が回復するため、頭皮トラブルが改善するメリットがあります。
頭皮が乾燥していると以下のようなさまざまな頭皮トラブルが発生します。
- 頭皮がベトベトしたり臭いが出る
- 頭皮が炎症を起こす
- ふけ・かゆみ・湿疹・アトピーなどが出る
上記のような頭皮トラブルを改善しようとして、さらに洗浄力の強いシャンプーにしたり、洗う回数を増やしたりしてしまう方もいます。
するとさらに乾燥が進んで、悪循環に陥ってしまいます。
頭皮乾燥・ふけ・湿疹・アトピーに悩まれている方は湯シャンに切り替えることで症状を軽減できる可能性があります。
しかしながら湯シャンには合う・合わないがあります。
安易に湯シャンすると症状が悪化する可能性もあるのでオススメできません。
まずは洗浄力が強い市販の石油系シャンプーを使うことをやめて、頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーに切り替えてみることをオススメします。
シャンプーにかける時間とお金を節約
湯シャンはシャンプーを使わないため、お財布にも優しいです。
一回にかけるシャンプーの時間や金額はわずかかもしれません。
しかしながら、これから先も毎日シャンプーをすることを考えると、将来的に大きく時短・節約になります。
普段はあまり意識することはありませんが、シャンプーにかかる時間とお金は意外とかかっています。
- 毎日のシャンプーの時間
- シャンプーを買いに行く時間・選ぶ時間
- シャンプー剤購入にかかるお金
シャンプーは毎日のことなので、めんどくさいと感じている方も多いです。
湯シャンが体質的に向いている人には、湯シャンはコスパが良くなります。
湯シャンのデメリット3選
次は湯シャンのデメリットについてお伝えしてきます。
不快感のデメリットが出るタイプだと耐えられない恐れがありますので詳しく説明していきますね。
頭皮の不快感・臭い
湯シャンの最大のデメリットは頭皮のベタつきなど不快感と臭いです。
湯シャンだけでは落としきれなかった皮脂によって、頭皮のベタつきなどの不快感が発生します。
時間の経過とともに皮脂は酸化し、臭いを発生させます。
元々、洗浄力の強いシャンプーを使っていたなら、湯シャンによって逆に皮脂が発生しやすくなります。
湯シャンをすることで洗浄力の強いシャンプーで取りすぎた皮脂を補おうと、皮脂の過剰分泌が起きてしまうためです。
湯シャンしたからといってすぐ皮脂の過剰分泌はおさまりません。
発達してしまった皮脂腺が落ち着くまで3ヵ月~4ヵ月かかります。
脂性肌や皮脂の過剰分泌を起こしている方は、数日に1回シャンプー剤で洗うなど、アミノ酸系の優しいシャンプーとのハイブリットシャンプーをおすすめします。
皮脂が取り切れない
そもそも湯シャンだけでは皮脂は取りきれません。
湯シャンで取れる皮脂は、6~8割程度です。
湯シャンだけでは皮脂が残ってしまい、雑菌の増殖や毛穴を詰まらせ、頭皮環境を悪化させる原因となります。
皮脂が過剰に分泌している方や薄毛ケアをしている方は要注意です。
皮脂が毛穴に詰まった状態では育毛剤や発毛剤の浸透しにくくなってしまいます。
ヘアセットが難しい
湯シャンのデメリットの一つが髪の指通りが悪くなるため、ヘアセットがしにくくなることです。
コーティング剤が配合されたシャンプーを止めることで、髪のツヤがなくなったり、指通りが悪くなりヘアセットがしにくくなる場合があります。
髪をセットする時のワックスや整髪剤も湯シャンで落としきることは出来ません。
例えばお仕事で髪をセットするのにワックスがないとできない人は、そもそも湯シャンは不向きです。
湯シャンの注意点
湯シャンでメリットを得るためには注意することがいくつかあります。
いきなり湯シャンに切り替えない
いきなり完全に毎日湯シャンに切り替えるのではなく、アミノ酸シャンプーとのハイブリットシャンプーをオススメします。
シャンプーを基本にしながら、湯シャンの日を週に1~2回の頻度から始めてみましょう。
慣れてきたら徐々に湯シャンの回数を増やしていきます。
皮脂バランスが落ち着くまで個人差はありますが、数ヵ月単位でみていきましょう。
頭皮状態をみながら無理をせずに少しずつ湯シャンの日を増やしていくようにします。
上記のようなハイブリットシャンプーでも、湯シャンのデメリットの不快感ばかり感じてしまう人は、湯シャンが合っていないと言えます。
その場合は、湯シャンは諦めて頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーを使うようにしましょう。
皮脂の多い人は合わない可能性がある
そもそも皮脂の多い脂性肌の人には湯シャンは不向きです。
湯シャンに向いているのは、乾燥肌や敏感肌、頭皮炎症などトラブルを抱えている人です。
皮脂の多い方で湯シャンを試してみたい場合は、皮脂の過剰分泌の原因となる食事や生活習慣などを改善することも重要です。
皮脂が過剰に分泌したまま湯シャンするのは、頭皮トラブルの原因になる場合もあります。
まず、湯シャンに切り替える前に、アミノ酸系のシャンプーなど頭皮に優しいシャンプー剤に変えてみてはどうでしょうか?
湯シャンのメリットを感じるまでに時間がかかる
湯シャンのメリットを感じるまでに時間がかかります。
今までシャンプーで取り過ぎてしまった皮脂を補おうと皮脂の分泌量が増えているからです。
湯シャンに変えたからといって皮脂の分泌量はすぐには落ちつきません。
皮脂バランスが変化するまでに3~4ヵ月はかかりますので、湯シャンのメリットを感じるまで根気よく湯シャンを続ける必要があります。
正しい湯シャンのやり方
せっかく湯シャンをしても、間違った方法では湯シャンのメリットを感じるどころかデメリットが発生してしまいます。
湯シャンの正しい方法は次の流れです。
- 湯シャンの前の髪が乾いた状態でブラッシング
- 湯シャン前に湯船に浸かる
- お湯の温度は35度から38度
- 指の腹で3分ほどかけて優しく洗う
- タオルドライ後にドライヤーで乾かし、最後に冷風にすることで髪や頭皮への熱ダメージが軽減されます
湯シャン前のブラッシングや湯船に浸かることで、髪の毛についた汚れを取り除いたり、頭皮の皮脂汚れを取れやすくすることができます。
お湯の温度が高かったり、ドライヤーと頭皮の距離が近いなどの熱ダメージも頭皮の乾燥の原因になりますので気をつけましょう。
まとめ:湯シャンのメリット、デメリットを理解して実践しよう
湯シャンは誰にでも合う洗髪方法ではありません。
今回は湯シャンのメリット・デメリットや湯シャンの正しいやり方についてお伝えしていきました。
湯シャンのメリット・デメリットを理解して、シャンプーと湯シャンとのハイブリットな湯シャン方法を取り入れることが重要です。
湯シャンのメリットを感じるまでには時間がかかります。
まずはアミノ酸系シャンプーに変えてみて、徐々にハイブリットの湯シャンを試してみましょう。
もし、薄毛に悩んでいて湯シャンで改善しようとすると、うまくいかないケースの方が多いです。
湯シャンそのものに薄毛改善効果はありません。
薄毛に悩んでいたら、当店にお気軽に相談してみてくださいね。
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