いきなりですが、本日の結論はこちらです。
「パーマをするとハゲる」と言いますが、それは間違いではありません。
パーマで薄毛が促進する可能性は高くなります。
パーマをしている方は次のようなジレンマがありませんか?
パーマをかける事によって、M型、O型、U型など、はげの型に応じて効果的なパーマのかけ方を紹介しているサイトもあります。
しかし、それだと「薄毛を進行させる選択」をしてしまっている事になります。
また、パーマでおしゃれを楽しみたいという方もいると思います。
今回はそのような方に対して、なぜパーマはハゲてしまうのか。
薄毛になる前に正しい知識を学んで、せめて毛先だけにする等、薄毛を食い止める場合もあります。
そしてどうすればジレンマから解消できるかについてお伝えします。
なぜ、パーマでハゲるのか?
パーマを1度かけたからといって、すぐにハゲるわけではありません。
パーマによって徐々に頭皮と髪の毛にダメージが蓄積されます。
気が付けば「地肌が透けてない?」となりかねません。
パーマでハゲる理由は、パーマ液が髪の毛と頭皮に悪影響を与えるからです。
では、どのように影響を与えるのでしょうか?
髪の毛が細くなる
パーマをかけると、髪が細くなります。
なぜなら、髪内部のタンパク質が、流れ出てしまうからです。
また、パーマによって髪の毛はダメージを受けます。
パーマによる髪の損傷部分から、水分や栄養が抜けやすく、切れ毛の原因にもなります。
パーマでハゲると言われるのは、髪の毛の本数が減るだけではなく、元々ある髪の毛が細くなるからです。
髪が細くなると、実際の毛量よりも、少なく見えてしまいます。
他の臓器と違い、髪の毛には、再生能力がありません。
ダメージを受けたキューティクルや、栄養が抜け出た髪の毛を放置していると、薄毛の進行を早めることになります。
頭皮ダメージが蓄積する
パーマ液はどんなに気をつけても頭皮についてしまいます。
パーマ液が頭皮に付着してヒリヒリ感じた経験はありませんか?
パーマ液に含まれる強いアルカリ性のチオグリコール酸や臭素酸ナトリウムなど、毒性の強い薬剤によるものです。
パーマ液には、アレルギー反応を起こす化学物質が含まれているものが多いのです。
その為、それらが頭皮に付着し、炎症を起こす原因になるのです。
そもそも、パーマ液は地肌につける前提で作られていません。
刺激の強いパーマ液で頭皮が炎症してしまったり、ダメージの蓄積で頭皮が不健康な状態になるのも、ハゲる原因になります。
薄毛の進行が気付きにくい
パーマをかけると、薄毛が目立ちにくくなります。
ウエーブパーマの場合、ストレートヘア時と比べると1.5倍から2倍ほどボリュームが増えて見えます。
その為、パーマをかけていると、思った以上に薄毛が進行している可能性があるのです。
縮毛矯正の場合も、かけ続けると髪の毛に激しい損傷を与えます。
髪の毛のタンパク質は流出し水分不足の髪の毛になります。
そして、縮毛矯正やストレートパーマを止められない髪質になってしまいます。
薄毛が気になりだす前に、パーマを見直す必要があります。
パーマで薄毛が目立つパターンもある
パーマをかけるとボリュームが増す印象がありますが、人によって毛髪や毛根の状態は異なります。
だから、パーマをかける事で、薄毛が目立ってしまう場合もあります。
せっかく薄毛を目立たなくしようと思ってパーマをかけたのに、逆に目立ってしまうのは本末転倒です。
そうならない為に、頭皮の状態をしっかり考慮する必要があります。
パーマをかけると、薄毛リスクが高まるので、まずはどういった方針で対応するのか、専門家と相談する事をオススメします。
パーマでハゲる原因
パーマの仕組み
パーマでハゲるのは、パーマの仕組みが関係します。
パーマ液は1剤と2剤に分かれていることをご存じでしょうか。
ほとんどのパーマ液は、1剤で髪の毛を形成しているシスチンの結合を切断します。
その状態でロットに巻き付けるなどして形を作ります。
そして、2剤の酸化作用で再結合させ、カールなどの形を癖づけます。
パーマ液の多くはアルカリ剤でキューティクルを開け、髪の中に薬剤を浸透させるタイプです。
1回のパーマでも髪の毛にダメージを与え、髪はパサパサしたり指通りが悪くなります。
頻度の高いパーマは、その度にキューティクルを開け、内部のシスチンタンパク質を切り離し、無理やり違う形に繋げます。
パーマをする度に、「切る」「無理やりつなげる」作業を繰り返すことになります。
パーマ液の毒性
パーマ液の注意書きには直接頭皮につけないで下さいと記載してあります。
残念ながらパーマ液を頭皮に全くつかないようにするのは物理的に不可能です。
では、なぜ頭皮についてはいけないのでしょうか?
それは、パーマ液が劇薬だからです。
「パーマ液を庭の雑草にかけると枯れる」
パーマ液の毒性は、除草剤とよく比較されます。
それは、パーマ液の成分と除草剤で使用される薬剤の成分の構造がよく似ているからだと考えられます。
パーマ液の毒性は除草剤の800分の1の毒性があると言われています。
髪の毛は死んだ細胞と言われますが、当店では髪の毛は植物に、頭皮は大地に例えています。
除草剤を大地にまいて雑草を枯らすように、パーマ液を頭皮につける行為は発毛業界で働く発毛技能士として見過ごすことの出来ない危険な行為です。
肌が弱い方などは、1度のパーマで頭皮が炎症を起こします。
かゆみや抜け毛の原因になってしまうこともあります。
パーマは誰でも可能なものではありません。
髪質や肌の状態によっては断られることもあります。
断られて不満を漏らす方もいるかもしれませんが、パーマを断ってくれる美容室は良い美容室とも言えます。
パーマで円形脱毛症
パーマのダメージは蓄積され、ハゲる原因となります。たった1度のパーマでも、円形脱毛が発祥してしまうこともあります。
円形脱毛症は原因がわかっていません。
パーマの薬剤を頭皮につけた刺激により、急に円形脱毛が発症した事例もあります。
パーマの刺激が抜け毛や薄毛の引き金となる可能性は十分あるのでご注意ください。
パーマはハゲないためのポイント
パーマ液の種類
パーマ液にも数種類あり、それぞれ特徴があります。まず、パーマ液の種類でハゲやすさは変わるのでしょうか?
チオ系とシス系で比べられることが多いパーマ液ですが、チオグリコール酸、システイン、システアミン、ラクトンチオール(スピエラ)、サルファイト、GMT、など意外に種類は豊富です。
美容室の方針によって、パーマ液の薬剤は異なります。
ほとんどのパーマ液は、髪の毛のタンパク質を変化させるアルカリ性の薬剤が使用されているようです。
パーマの種類
パーマ、クリープパーマ、水パーマ、縮毛矯正、デジタルパーマ、酸性デジタルパーマ、ウエーブパーマなど、沢山の種類がありますが、大きく分けて「コールドパーマ」と「ホットパーマ」の2種類になります。
「コールドパーマ」は熱を使わずに、比較的強い薬剤を使うものが多く、ホットパーマは熱を使い比較的弱い薬剤で髪の毛にクセづけることができます。
髪の毛はタンパク質で出来ている為、熱が加わると硬くなる性質があります。
生卵に熱を加えるとゆで卵になるのと同じで、髪は熱に弱い性質があります。
たんぱく質を変化させる事を「タンパク変性」と言います。
熱だけでなく、パーマ液で使用されるアルカリも、髪の毛をタンパク変性させる原因となります。
熱を使うパーマの中でも、縮毛矯正やストレートパーマは強い薬剤と熱を使用する為、特に注意が必要です。
熱を使用しなくても強いパーマ液だったり、弱いパーマ液でも熱を使用したり、「コールドパーマ」も「ホットパーマ」も、両方ハゲるリスクを伴ったパーマです。
美容室選びは大切
パーマのもちを良くしようとすると、どうしても強い薬剤を選ぶ美容室が多いように感じられます。
コスト面でも、安価なものになると髪の毛や頭皮に負担の大きい薬剤になります。
あなたの通う美容室では何を重視しているのか?
頭皮に関する意識の低い美容室では、ハゲる確率は断然上がります。
セルフパーマは絶対にダメ
美容院が信用できないからと行って、自分でパーマをかけるのは絶対にやめてください。
市販で売られているパーマ液は、美容院で使われているものより強力な場合があるからです。
また、自分の頭にパーマをかける場合、非常にやりにくいと思います。
なので、髪を巻き付ける器具等で、頭皮を傷つけてしまい炎症を引き起こすリスクが増えます。
頭皮の傷が炎症し、そこから薄毛になるリスクが増大します。
パーマをする時は、ヘアカラーしない
パーマをあてる前の日や、パーマをかけた直後で、ヘアカラーをしないでください。
「パーマ+ヘアカラー」がセットになっている美容院も多いですが、薄毛リスクが高くなる組み合わせで危険です。
まず、薬剤による頭皮へのダメージが増えますし、カラーをした直後にパーマをすると、色落ちする場合もあります。
パーマもヘアカラーも、頭皮の事を考えれば避けた方が良いです。
しかし、どうしても必要な場合は、1〜2週間あけるようにして下さい。
パーマとヘアカラーを頻繁に繰り返すと、薄毛リスクが進行します。
すぐにやめれない場合は2~3ヵ月に1度など、間隔をあけ頻度を減らすことをおススメします。
”パーマでハゲる”ジレンマを解消する方法
パーマなしでドライヤー活用術
ボリュームが欲しい方は、髪の毛の乾かし方でふんわりボリュームを出すことができます。
洗髪後タオルドライした後、根元から(分け目とは逆サイドから)立ち上げるようにドライヤーで乾かすと、ふんわりとした仕上がりになります。
髪の毛にクセがある方は、コテやカールドライヤーなど、髪の毛のクセに合わせて使い分けるとカバーすることができます。
髪質改善で「脱ストパー」
くせ毛は毛穴の形状などが原因で発生します。くせ毛の髪質を改善するのはなかなか難しいです。しかし、髪の傷みや乾燥などを改善するだけで、くせ毛が軽減することもあります。
- トリートメントで髪の内部補修(頭皮にはつかないよう注意)
- 頭皮の化粧水(頭皮の乾燥を防ぐ)
- バランスの摂れた食事
- 睡眠
- 運動
- 血流改善(頭皮マッサージ・半身浴など)
くせ毛は、毎日のケアを欠かさない事が大切です。
実際に、髪の毛が広がるタイプのくせ毛の方が、ストレートヘア―になった事例もあります。
ストレートパーマを1度かけた後、毎日欠かさず、髪の毛に美容液を塗り続けた結果です。
くせ毛をいかしたヘアースタイル
髪質改善といっても時間がかかります。
いっそのこと、くせ毛を生かしたヘアースタイルにしてみてはいかがでしょうか?
カットの仕方で自然にボリュームを抑えたり、くせ毛を生かした自分だけのヘアースタイルが見つかるかもしれません。
美容室で相談してみてください。
自毛を増やす
5年先、10年先も若々しくオシャレを楽しみたいのであれば、今すぐパーマをやめましょう。
パーマは髪の毛の寿命を縮めます。
どうしてもパーマがすぐにやめられない場合、なるべくダメージの少ないものを選んでください。
そして、回数を減らすなどしてパーマ間隔をあけ、頭皮や髪への負担を軽減させましょう。
そして、同時に髪の毛を増やしていくこと、つまり発毛をオススメします。
発毛治療をする場合、6ヶ月はパーマをかけることはできません。
しかし、発毛によってしっかりとした髪や地肌を育てることができると、パーマをかけなくても自由な髪型を手に入れることができます。
おしゃれを楽しむ為の毛先だけパーマ
どうしても、おしゃれだけの為にパーマをかけたい方もいると思います。
そういう方は、頭皮へ薬剤が浸透しないように毛先だけかけるようにしてください。
毛先だけでも、十分おしゃれを楽しむ事ができます。
ただ、根本にストレートパーマをかけると、頭皮に薬剤が浸透してしまう為、根本にストレートパーマを併用することは避けましょう。
根本にストレートパーマをかけないと綺麗にできない場合は、控えた方が良いでしょう。
まずは、髪質や頭皮環境の改善に集中しましょう。
まとめ
パーマは頭皮や髪の毛にダメージしか与えず、ダメージを与えないパーマはありません。
長年パーマをかけ続けるとハゲる原因になります。
スーパースカルプ発毛センターの発毛療法は、薄毛だけでなく頭皮の健康を取り戻しハリのある艶やかな髪の毛を手に入れることができます。
薄毛を改善したい方、長年パーマをかけ続けたダメージが気になる方もまずはお試し体験でお気軽にご相談下さい。
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