「AGAって聞いたことある」
「薄くなってきた気がする。もしかしたらこれがAGA?」
テレビCMでも、AGAクリニックについての宣伝が流れていることが多いと思います。
でも、実際のところAGAについてよくわかっていないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなAGAについて説明します。
AGAとは何か?
AGAが発症したらどうなるのか?
そして、AGA治療にはどんなものがあるのかを解説していきます。
目次
AGAとは「男性型脱毛症」のこと
そもそもAGA(Androgenetic Alopeciaの略)とは何でしょうか?
AGAの正式の病名は壮年性脱毛症といいます。
一般的には「男性型脱毛症」を意味しており、男性の薄毛状態を指します。
額の生え際や頭頂部のどちらか、あるいはその両方が薄くなっていく症状のことです。
その原因は、遺伝子や男性ホルモンなどが影響していると考えられています。毛周期が乱れて抜け毛が進行し、薄毛が目立つようになっていきます。
AGAにはいろんなタイプがある
ひとくちにAGAと言っても、実はいろいろなタイプに分けられます。頭頂部から薄毛になっていく人、額の生え際から薄毛になっていく人、あるいは前頭部から薄毛になっていく人など。
また、額の生え際から薄毛が始まり、頭頂部や前頭部も徐々に薄毛になっていく人といった混合タイプの人もいます。
そして、上図にあるようにハミルトン・ノーウッド分類で薄毛の進行状態が判別することができます。
AGAはスイッチが入ってしまうと、徐々にⅠ型、Ⅱ型とレベルも進んできます。
このように人それぞれで進行パターンが異なるのは、AGAの原因になるホルモンの分布に個人差があるからです。
原因となるホルモンが多く存在している部分から、AGAは進行しやすくなります。
AGAの進行は緩やかで気づきにくい
AGAによる脱毛や薄毛は、とても緩やかに進行していきます。
抜け毛が増えてきたと思ったときには、すでにAGAは発症しているのです。
AGAは、髪の毛を育てる組織(毛包)が十分に成長しないまま、脱毛サイクルに入ります。
本来、髪の毛は成長するにつれて、太くしなやかに伸びていきます。
ところが、AGAを発症すると、髪の毛が太く育つ前に抜けてしまうのです。
そうして薄毛が目立つようになっていきます。
AGAによる薄毛が目立つようになってくると、特別なケアをしない限りは自然に元に戻ることはありません。
そのため、AGA治療では早めの治療が大切なのです。
AGAの進行をストップすることができるのか
AGAは、一度発症すると脱毛が進む一方です。
現在、AGAクリニックなどで処方されるミノキシジルやフィナステリドなどの薬は、薄毛を遅らせたり、発毛を促したりするためのものです。
あくまでも対症療法であり、根本を治療するものではありません。
薬を飲んだらAGAが治るわけではありません。
そのため、AGAの進行を遅らせるためには、長期にわたって飲み続けなければなりません。
AGAの薬だけで完全にAGAを止めることはできないのです。
AGAは早い人で10代から発症する
AGAを発症する年齢には個人差がありますが、早い人であれば10代後半から20代前半でもAGAは発症します。
多くのケースでは20~30代から始まるため、大きな悩みの種となってしまうのです。遅い人では、50代に入ってから起こります。
いずれにしても、AGAの素質を持っている人は、遅かれ早かれAGAを発症する確率がとても高いのです。
もし、20代からAGAが発症して悩まれている方は次の記事をお読みください。
AGAをセルフチェックしてみよう
AGAは気づかないうちに進行していることが多いもの。
特に頭頂部やつむじ周りは、自分ではわかりにくいため、気づけばかなり進んでいたということもあります。
また、自分がAGAだと認めたくない人のケースでは、鏡を見ることを避けて自覚するまでに時間がかかってしまうこともあるのです。
AGAの症状を進めないためには、早期に自覚して治療を始めるのが望ましいでしょう。
ここでは、AGA発症の可能性について自分でできるチェックポイントをお伝えします。
□男兄弟や父親、祖父母に薄毛の人がいる
□朝、枕や布団に細く短い毛が抜け落ちている
□生え際と頭頂部のどちらか、あるいは両方の髪の毛が薄くなってきた
□周りの人から「髪の毛が薄い」と指摘されるようになってきた
2つ以上該当する方は、早めにAGA対策や治療をおこなうことをオススメします。
AGAの原因は加齢でも発毛サイクルの乱れでもない
AGAの原因は長年、加齢によるものと考えられてきました。
しかし、近年、研究が進み、あるホルモンが関係していることがわかってきたのです。
AGAの原因
AGAの原因である「DHT」は、Dihydrotestosterone(ジヒドロテストステロン)の略称です。
男性ホルモンのテストステロンと名前が似ていますが、その性質は全く違います。DHTは、男性ホルモンが酵素によって変化して生成された物質なのです。
AGAは、毛髪を育てる大元の毛乳頭細胞に男性ホルモンが結合して、DHTとなり、さらに男性ホルモン受容体と結合することで起こります。
男性ホルモンは頭皮にある還元酵素「5aリダクターゼ」と結びつき、DHTに変換されます。
DHTは、毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体(アンドロゲンリセプター)に結合し、脱毛を引き起こす因子「TGF-β1」を増やしていきます。
このTGF-β1は毛母細胞にある発毛や・髪の毛の発達に関係する指令因子に影響を与え、その結果、髪の質が変わり、脱毛という現象が起きてしまうのです。
AGAでも側頭部と後頭部は薄毛にならない
AGAの症状が現れるのは、額の生え際や頭頂部、前頭部です。
AGAの素質を持っている人であっても、側頭部と後頭部だけは薄毛になりません。
これは、AGA発症に関係する物質が側頭部と後頭部にほぼ存在していないことに起因しています。
その物質が、男性ホルモン受容体です。
男性ホルモン受容体がないために、DHTは脱毛を促す因子を放出することができず、薄毛になりにくい状態が保たれているのです。
AGAの対策・治療方法は?
まだAGAを発症していない人、すでにAGAが始まっている人、それぞれでどんな対策をしていけばいいのかをまとめてみました。
AGAの予防には生活習慣が大切
AGAの原因には、大きく分けて2つの要素が関連しています。
一つは、遺伝です。現在の研究では、AGAと遺伝の因果関係についてはまだハッキリとは解明されていないものの、密接な関係があるとの考えが濃厚です。
遺伝により、還元酵素(5aリダクターゼ)を多く作り出したり、男性ホルモン受容体を受け継いだりすることによって、AGA発症リスクが高まるという見解があるのです。
一方で遺伝的素質があったとしても、生活習慣などの後天的要素が影響しなければ、AGAの発症が遅くなる・進行が緩やかになるとも考えられています。
よって、AGAを完全に予防することは難しいにしても、AGA発症を早めないための予防は可能だといえます。
次のようなことを意識してみましょう。
- 偏食を避けて、栄養バランスの良い食事をとるように心がける
- 日常に、適度な運動を取り入れて習慣化する
- 質の良い睡眠がとれるように睡眠環境に気を配る
- ストレスを溜めすぎないように、発散方法を見つける
- 喫煙や過度な飲酒は避けて、健康的な生活を送れるように心がける
AGAが発症したり、症状の悪化を早めたりしてしまうのは、遺伝的要因よりも生活面での悪習慣に起因します。
整った生活習慣を送るように心がけることで、AGA予防に繋がっていくはずです。
もう少し具体的にAGAの予防方法を知りたい方は次の記事を参考にしてみてください。
AGAの治療は投薬治療が主流
AGAの治療には主に、ミノキシジルやフィナステリドなどを使った投薬が行われています。
しかし、前述したように医薬品を使っても、AGAが根本的に改善したり、完治したりするわけではありません。
投薬治療は直接体内に働きかけて発毛を促しますが、薬の効果が体内から失われれば、またもとの状態に戻ってしまうからです。
また、投薬治療では効き目に個人差が出ますし、副作用が発現することもあります。
長期間処方された薬を飲み続けることになりますから、それが嫌だと感じる人もいます。
そういった人が長く服薬を続けるのは、精神的ストレスにもなりかねません。
現在は薬を使わないAGA治療もあります。服薬による治療を避けたい方は、内服薬を使わない薄毛改善方法を試してみるといいのではないでしょうか。
まとめ
AGAとは、男性型脱毛症のことをいい、同じ脱毛でも円形脱毛症とは異なります。
これまでは加齢による発毛機能の衰えだと考えられてきましたが、実は男性ホルモン「DHT」の悪い働きによって起こるものだと近年の研究で明らかになっています。
AGAが進行するのは、DHTによって発毛サイクルが変化するため。誘発要因に、遺伝と生活習慣の乱れがあります。
若年層での薄毛は、精神的にも耐えがたいものですから、身内にAGAの人がいるならば、AGAが発症する前から対策を取っておくのが進行の遅れに繋がります。
AGA専用の治療薬は、最低でも半年は飲まなければなりません。
半年飲んだからAGAが治るとは限らず、飲み終われば緩やかになっていた症状が進むこともあります。
また、若い時期から薬をずっと飲み続けるのが不安だという人もいるでしょう。そういった方は、内服薬を使わない治療や予防策を取られるのがオススメです。
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