- 鏡を見たら髪の毛に元気がなく、くせが出てきた気がする…
- 直毛の人よりくせ毛の人の方が薄毛になりやすいって聞いたことがあるけど本当?
くせ毛で悩んでいませんか?
薄毛に見える原因として髪のうねり「くせ毛」があげられます。
しかし、くせ毛と薄毛の関係についてきちんと理解しないまま、放置してしまう人が多いです。
この記事のポイントは次の通りです。
- くせ毛が直接的な原因で薄毛になることはない
- 後天的に、くせ毛になった場合には薄毛対策をしよう
- 対策として適切なヘアケアや生活習慣を見直しが必要
この記事を読めば「くせ毛と薄毛についての関係と、薄毛対策について」がわかります。
目次
くせ毛と薄毛の関係について
「くせ毛は薄毛になりやすい」とよく言われています。
しかしながら、くせ毛が直接的に薄毛につながることはありません。
くせ毛とは毛髪の状態を示す言葉であり、薄毛の原因は頭皮によるものが多いからです。
くせ毛は毛穴のカタチが関係しています。
直毛の人の場合、毛根が頭皮に対してまっすぐ埋まっていて毛穴も丸いカタチです。
一方、くせ毛の人の場合、毛根が頭皮のなかに曲がった状態で埋もれており、毛穴も楕円のようなカタチをしています。
毛根と皮脂に関する記事はこちらをご参考ください。
くせ毛は薄毛にならない
遺伝でくせ毛の人の場合、くせ毛が原因で薄毛になることはありません。
ただし、もともとの髪質からだんだんとくせ毛になってきた場合には注意が必要です。
生活習慣の乱れや過度なストレスによって、頭皮環境が悪化し毛髪の成長がうまくいかず、髪のくせがでてくる場合があります。
くせ毛が強くなり、徐々に薄毛になってしまいます。
薄毛は頭皮の健康状態が大きく関係しています。
頭皮の健康状態が乱れた結果としてくせ毛が発生するので注意が必要です。
🟢頭皮環境の悪化(原因) → 毛髪の成長の乱れ≒くせ毛(過程) → 薄毛(結果)
くせ毛の種類について
くせ毛といっても、実際には次の4つに分類されます。(参考:ルベル)
くせの種類 | くせの強さ | 髪の状態 | 特徴 |
---|---|---|---|
波状毛 | 弱〜中 | ウェーブ | 湿気で膨らみやすい |
縮毛 | 中〜強 | チリチリ | 黒色人種に多い |
捻転毛 | 中〜強 | 不規則なスパイラル | 生え際にくせが出やすい |
連球毛(連珠毛) | 強 | デコボコ | 髪が切れやすく、 縮毛矯正がしにくい |
「波状毛」は日本人が一番多いタイプで、湿度によって髪の毛が膨らんでしまいます。
「縮毛」は黒色人種によく見られるタイプで、髪の毛が細かく縮れているのが特徴です。
「捻転毛」とは、髪の毛が縄のようにねじれて、らせん状になっています。髪の太さにもバラつきがあり、ダメージを受けやすいタイプです。
「連球毛(連珠毛)」とは、髪の毛がまるで数珠のようにデコボコとしています。太い部分と細い部分があり、縮毛矯正を行った場合、細い部分が切れやすいため、施術が難しいと言われています。
薄毛になる危険なくせ毛
先ほどお伝えしたように、くせ毛が原因で薄毛にはならず、薄毛になる過程としてくせ毛が発生します。
薄毛の前兆とも言える危険なくせ毛として以下の通りです。
- 直毛だった髪がくせ毛になってきた
- 元々のくせ毛のくせがさらに強くなり、コシがなくなってきた
このようなくせ毛は年齢とともに発生しやすいです。
次に、くせ毛になる原因と危険なくせ毛について解説していきます。
後天的タイプのくせ毛は薄毛になりやすい
くせ毛の原因について大きく次の2つに分けられます。
くせ毛の原因 | くせ毛になる時期 | 薄毛のなりやすさ | 髪質改善の見込み |
先天性タイプ | 生まれつき | 関係なし | 難しい |
後天性タイプ | 大人になってから | 前兆の可能性あり | ある程度は見込める |
それぞれ順に解説していきます。
先天性タイプ
まず先天性タイプの方は親からの遺伝によって、生まれた時からくせ毛の人を指します。
遺伝的にくせ毛になっているので、薄毛と直接的な関係はありません。
なお、薄毛と遺伝についての関係については、こちらの記事で詳しく解説していますのでご参考ください。
後天性タイプ
次に後天性タイプのくせ毛についてですが、主な原因は大きく3つです。
- 加齢によるホルモンバランスの変化
- 偏った食事や不規則な睡眠といった生活習慣の乱れ
- 仕事や人間関係などによる過度なストレス
これらのうちのどれか一つが原因という訳ではなく、この3つが複雑に絡まった結果として、だんだんとくせ毛になってしまいます。
また、後天性タイプの人の場合、毎日のヘアケア不足によって頭皮環境が悪化し、結果としてくせ毛へと繋がる可能性もあります。
そして、頭皮の健康状態が良くないということは、髪の毛がきちんと成長できる環境ではないということです。
その状態をそのまま放置してしまうと、最終的に薄毛へとなってしまいます。
くせ毛と薄毛の改善の6つの方法
くせ毛が気になり出してきた人は、髪と頭皮のケアを意識することで改善を図ることができます。
同時に薄毛改善の対策にもなりますので、次の6つを意識して実践してみてください。
シャンプーについて
シャンプーは髪の毛の土台作りとして必要不可欠です。
毎日行う作業だからこそ、正しいやり方とそうでないやり方で続けた場合には、積み重なって大きな差が生まれます。
正しいやり方については、「発毛サロン直伝の育毛シャンプー方法」というのを公開していますので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
トリートメントについて
トリートメントは髪のダメージを補修し肌触りをなめらかにしてくれます。
しかし、使い方を誤ると毛穴詰まりの原因となってしまい、場合によっては薄毛の原因にもなりかねません。
髪が短い男性やダメージがあまり無い人は、無理に使う必要はありません。
どうしても使いたいという人は、なるべく毛先中心に塗布し、しっかりと洗い流すことを心がけましょう。
トリートメントに関する詳しい内容はこちらでも解説しています。
乾かし方について
ドライヤーを使わず、自然乾燥だけで済ませている人は髪にも頭皮にも良くありません。
せっかく正しくシャンプーし、丁寧にトリートメントしても、乾かし方が悪ければその効果は薄れてしまいます。
自然乾燥によるデメリットは以下の通りです。
- 髪表面のキューティクルが開いたままとなり、ダメージや抜け毛の原因になる
- 頭皮の血行不良により、髪に十分な栄養がとどかずに薄毛のリスクになる
- 頭皮に雑菌が繁殖して、ニオイやかゆみの原因になる
とくに男性は髪が短いため、ドライヤーを使わない人が多いです。
しかし、髪の毛や頭皮のためにも、ドライヤーを使って乾かすようにしましょう。
ドライヤーの効果的な使い方やオススメのドライヤーの選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
育毛ヘナはくせ毛改善にもオススメ
ヘナというと、頭皮に優しい白髪染めのイメージがある方が多いのではないでしょうか。
あまり知られていませんが、ヘナはくせ毛改善にも効果があります。
ヘナをするだけでも、くせ毛が落ち着き、髪がつやつやになる効果があります。
実際に当店のお客様の写真です。
薄毛で悩まれてご来店されていますが、髪がやせてしまい、くせ毛でも悩まれています。
いずれのお客様もヘナを実践して、1ヶ月以内の様子です。
ヘナをするだけで、くせ毛が落ち着いていることがわかります。
髪質が改善するだけでも、薄毛も改善して見えます。
当店の育毛ヘナについてはこちらの記事で説明しています。
生活習慣の見直し
後天的にくせ毛になってしまった方の多くは生活習慣による影響が大きいと考えられます。
食事・睡眠・運動の3つを見直して、改善できそうなところから取り組むことが重要です。
食事ではとくに、コンビニ弁当やファーストフードを避けること。
そして、「まごわやさしい」を意識した食材を食べるように心がけましょう。
「まごわやさしい」についての記事はこちら。
また睡眠ですが、寝ている間にヒトの体内では、成長ホルモンが活発に分泌されます。
しかし慢性的に寝不足状態が続くと、成長ホルモンの分泌が乱れてしまい、髪の成長が妨げられてしまいます。
できれば日付が変わる前に就寝しましょう。
最後に運動ですが、日頃デスクワークの方や体を動かす習慣がない方は、血行が悪くなり、髪に栄養が届きにくくなっています。
血流を上げるためにも、ウォーキング程度の軽めの運動でいいので体を動かすこともポイントです。
ストレスについて
ストレスを受けることによって、体の中では次のことが起きています。
- ホルモンバランスの乱れ
- 自律神経の乱れによる血行不良
- ストレスホルモン分泌によって髪に届くべき栄養が減少
強いストレスを感じると脳では負荷がかかり、ホルモンを出す命令がうまくできなくなります。
結果、女性ホルモンのエストロゲンや成長ホルモンの分泌が低下し、くせ毛や薄毛につながります。
ストレスホルモンは、ストレス耐性が強く、体の抵抗力を高めてくれる役割があります。
しかし、ストレスホルモンを体内で作る際に、髪の成長に必要となるビタミンやミネラルなどを消費してしまいます。
本来、髪に届けるべき栄養がここで消費されてしまい、髪は栄養が足りず、痩せ細ってしまいます。
以上のようにストレスは髪にとっては大敵です。
ストレスと薄毛の関係については、こちらの記事で解説しています。
まとめ:「くせ毛だから薄毛になる」は間違い。ただし髪質が変わってきたら要注意
今回は「薄毛とくせ毛の関係について」解説しました。
- くせ毛が原因で薄毛になることはない
- 後天的に、くせ毛になった場合には薄毛対策をしよう
- 対策として適切なヘアケアや生活習慣を見直しが必要
くせ毛にはさまざまな種類があって、生まれつきくせ毛の人もいれば(先天性)、大人になってくせ毛になる人もいます(後天性)。
とくに後天性のタイプの人は、髪と頭皮の健康状態が崩れ始めたサインです。
しっかりと対策をおこなえば、くせ毛と薄毛は改善が見込めますので、できるところから始めていきましょう。
くせ毛が強くなり、薄毛も進行して不安という方は、お気軽にご相談ください。
お問合せや、お試し体験は下記よりお気軽にお申込みください。 072-833-9696:電話受付時間 9:00~19:00
営業時間 9:00~20:00
定休日:日曜日
ネット、LINEのお申込みは24時間365日対応
当店監修のシャンプー・育毛剤の購入はこちら