- 将来ハゲないために、ハゲる人とハゲない人の違いを知りたい
- どんな方法で髪質を改善できるのか分らず悩んでいる
- 将来ハゲないようにするには、普段からどういった方法でケアしたらいいの?
このようなお悩みを抱えていませんか?
今回の結論は次のようになります。
剛毛でも、昔と比べて髪が細く柔らかくなってきたら薄毛の兆候です。
髪質が柔らかくなり、薄くなる前に、ヘアケア・日常生活の両面からケアをしましょう。
私は現在、薄毛改善専門の発毛サロンを運営し、多くの方の薄毛改善をサポートしております。
私自身も10代の頃から薄毛に悩み、数々の薄毛に効果があると言われている商品を試しては失敗しました。
そんな私だからお伝えできる、ハゲる人とハゲない人の違いについて解説します。
ハゲる人にならないために髪質改善しながら薄毛改善もできるケアも伝えていきます。
- ハゲる人とハゲない人の髪質の違い
- 将来ハゲる人にならない髪質の作り方
- 髪をボリュームアップする方法
ぜひ最後までお読みください。
目次
【髪質別】ハゲる人の髪質はどれ?あなたの髪のタイプは?
そんなあなたの現在の髪質はどのタイプですか?
それぞれの髪質に対して、解説をさせていただきます。
どの髪質がハゲる人になりやすいのか、注意点も細かく見ていきましょう。
<一般的な髪質の分類>
- 太くて硬い
- 細くて硬い
- 太くて柔らかい
- 細くて柔らかい
- くせ毛(天然パーマ)
- バサバサ毛
その前に髪の構造について説明します。
髪の毛は海苔巻きのように真ん中の具の部分をメデュラ、白米にあたる部分をコルテックス、海苔の部分にあたるのがキューティクルの3層から成り立っています。
髪質の太さに関係するのがコルテックス。
髪質の硬さやツヤに関係するのがキューティクルになります。
髪の毛の構造や主成分ケラチンタンパク質の記事はこちらです。
1.太い髪質はハゲる人?
毛髪の太さは人によってかなり違いがあります。
下記は頭皮をマイクロスコープで80倍で撮影した写真です。
日本人の毛の太さは平均で0.07mm~0.08mmです。
太い方で0.15mm(写真左)、細い方で0.05mm(写真右)と太さに3倍もの差があります。
実際、太くて硬い髪質は現時点では「ハゲる人」にはなりにくいです。
しかし、将来的には「ハゲる人」になる可能性はあります。
当店のお客様でも非常に多いのが、「昔は剛毛だった」という方です。
剛毛の方はヘアケアに関する関心がなく、適当にヘアケアをしている傾向にあります。
上の左の写真でも、毛穴の根本に角栓(皮脂が酸化したもの)が詰まっていることがわかります。
剛毛だからといって油断してシャンプーの洗い残しや、すすぎ残しが発生し続けてしまった場合はどうでしょうか。
頭皮環境を悪化させ続けてしまい、いつのまにか、髪質が柔らかくなります。
そして、透け感がでて、薄毛になってしまう。
これが、太い髪質の人にありがちな「ハゲる人」になってしまうパターンなんですね。
2.硬い髪質はハゲる人?
硬い髪質の方はキューティクルの層が厚く(7~10枚)、髪の毛がコーティングされ水分やタンパク質が抜けにくく、外からのダメージを受けにくい髪質です。
元々、ヘアケアの行き届いた方には、硬い髪質を維持している人は多いです。
しかし、「ハゲる人」になると硬かった髪質も油断は禁物です。
ヘアケアや生活習慣を油断してしまうと、髪質もいつの間にか柔らかくなってしまいます。
3.細い髪質はハゲる人?
細い髪質はケラチンタンパク質であるコルテックスが少ない状態です。
そのため、ダメージを受けやすく、絡まりやすくて切れ毛になりやすい髪質です。
しかも、髪の毛が頭皮に占める密度が少ないと、紫外線や外的要因にさらされやすい状態となります。
そして頭皮環境が悪化すれば細い髪がより細く柔らかくなり「ハゲる人」の髪質となります。
4.柔らかい髪質はハゲる人?
柔らかい髪の毛は、ダメージを受けやすい髪質です。
髪の硬さを左右するキューティクルの層が薄くて、3~5枚しかありません。
これは、硬い髪質の人の3分の1程度になります。
女性で柔らかい髪質の方は、ロングにしやすいので、ついつい同じ分け目で分けてしまいがちです。
これが原因で、いつの間にか薄くなっているということも。
男性の場合、昔に比べて髪質が柔らかくなった場合、AGAの軟毛化の可能性もありますので特に注意が必要な髪質です。
特に下記に該当する方は、次の記事も参考にして下さいね。
- 女性に多い、分け目から髪質の変化を感じている方
- 男性に多い、生え際からつむじのラインの髪質の変化を感じている方
5.くせ毛はハゲる人?
天然パーマやくせ毛だからといって、それが原因でハゲることはありません。
天然パーマやくせ毛の人が「将来的にハゲる髪質」と言われる原因は縮毛矯正やヘアアイロンで頭皮や髪の毛に負担をかけてしまうことが考えられます。
薬剤の影響や、髪の毛を引っ張る行為など、高温でキューティクルも剥がれ髪の毛の損傷はかなりのものです。
損傷した髪の毛からは、水分やケラチンタンパク質が流れ出ます。
これによって、髪の毛はやせ細り、切れ毛にもなりやすくなります。
また薬剤の化学成分が頭皮から吸収されることで頭皮がむくみ、ダメージが蓄積してしまいます。
結果として髪質が細く柔らかくなり、「ハゲる人の髪質」になるのです。
天然パーマの髪質は髪の毛が絡まりやすく抜け毛が多くなる原因にもなります。
6.パサパサ毛はハゲる人?
髪がパサパサした状態は要注意です。
特に女性に多い現象として、髪が細く柔らかくなってくると、髪がパサパサしてきます。
下の図は左がキューティクルが整った理想的な髪の毛です。
右の髪の毛はダメージを受けキューティクルが剥がれた髪の毛です。
髪がパサパサした状態とは、右のようにキューティクルが剥がれ水分が抜ける為におこります。
キューティクルが剥がれるとタンパク質も一緒に流れ出てしまう為、髪質も細く柔らかくなってしまうのです。
パサパサと痛んだ髪質に変化すると、髪の毛が絡まりやすく髪の痛みを悪化させたり抜け毛の原因にもなります。
逆を言えばきちんとケアをすれば、髪質が細く柔らかくなるのを防げるので、艶やかな髪の毛にする事ができます。
上記は、実際に当店のお客様の写真です。
スタート時はバサバサしている印象ですが、6ヵ月後は薄毛の改善と共に髪質もツヤがでたことがわかります。
ハゲる人の髪質になっても、正しいケアをマスターすれば6ヵ月という短い期間でも髪質は変わります。
ハゲないための髪質を改善する方法は、この後、お伝えしていきますね。
7.番外編:心配しすぎるとハゲの原因に?
自分の髪質では、将来ハゲてしまうのではないかと心配しすぎていると、ストレスからハゲにつながる可能性もあります。
ストレスがかかると自律神経が乱れがちになり、頭皮の血行が悪くなります。
そして、毛が太く成長できなくなるため薄毛に繋がってしまいます。
特に、ストレスはホルモンバランスに影響を及ぼすことが知られており、ストレスが高いとコルチゾールというホルモンが分泌されます。
これは、髪の毛の成長サイクルを短くし、抜け毛を引き起こしハゲることに。
余計に不安になったかもしれませんが、ストレスは抜け毛や脱毛の原因の一部です。
薄毛は複合的な原因によって起きてしまいます。
心配しすぎることが直接的にハゲにつながる訳ではありませんが、ストレスが健康全般に悪影響を与えるため、適切な管理がプラスになることは確かです。
ハゲる人の髪質の軟毛化とは?
ハゲる人の髪質の特徴は軟毛化(なんもうか)することです。
ハゲる人に起きている変化で代表的な理由として、”毛周期が短くなっていること”が挙げられます。
人には毛周期と言って上の図のように、”成長期⇒退行期⇒休止期⇒脱毛⇒成長期⇒…”と髪は周期的に成長を繰り返しています。
しかしながら、ハゲる人(例えばAGAと呼ばれる男性型脱毛症)になってしまうと、毛周期が極端に短くなってしまいます。
毛周期が短くなることは、本来であればまだまだ成長すべき髪が途中で抜けてしまうことになります。
これは専門用語でいうと”軟毛化”という現象が起こっていることです。
髪にコシがなく、ヘナッとしてしまいます。
結果として、薄毛という見た目につながります。
つまり、”毛周期が短くなる≒髪質の変化”とも言えるのです。
【日常生活編】将来、ハゲる人にならない髪質の作り方
昔よりも髪の毛が細く柔らかくなったと感じながら放置していませんか?
「ハゲない人の髪質」から「ハゲる人の髪質」に変化しているのに放置してしまうと、いつのまにか薄毛が進行していることになります。
そもそも髪質は遺伝要素が多く関係しているため、元々細い髪の方が太くて硬い髪になることはありません。
しかし、逆に太くて硬い髪質が生活習慣が原因で細くなっていく事はあります。
<髪質が変化する原因>
- 栄養不足
- 生活習慣やストレス
- 過度な飲酒
- ホルモンバランス
- 加齢
- 運動習慣
それぞれの項目で参考になる記事のリンクを貼っていますので、気になる項目はチェックしてみてくださいね。
バランスのとれた食事で栄養不足を避ける
髪の毛はほとんどがケラチンというタンパク質で作られており、栄養不足では髪の毛を作る材料不足となり髪は細くなります。
主成分となるタンパク質をとるのはもちろんですが、タンパク質ばかり摂っていても他の栄養素が足りなければ髪は作れません。
食事はバランスよく摂りましょう。
生活習慣の見直しやストレス
過度な仕事による不規則な生活や睡眠不足、ストレス等でも髪は細くなります。
生活習慣や食生活の乱れは栄養不足を招きます。
そして、過度のストレスは血行不良を招きます。
栄養不足と血行不良によって、髪に必要な栄養が届かなくなります。
まずは自分の生活習慣や食生活を見直す事から薄毛対策は始まります。
過度な飲酒を避ける
お酒は適量に飲むのならあまり問題はありません。
しかしながら、飲みすぎると身体全体や髪の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
以下のような身体や髪に対する悪影響をもたらします。
- 栄養不足
- 脱水
- ホルモンバランスの乱れ
- ビタミン類の吸収阻害
- ミネラルの吸収阻害
アルコールの飲みすぎは、髪の健康を維持することはもちろん、ハゲるリスクを増やすことにつながります。
目安量としては、純アルコール量で20g。
ビールなら中瓶1本(500ml)、清酒なら1合(180ml)、ワインなら約1.6杯(200ml)です。
ホルモンバランスを整える
女性に多い症状として注意が必要なのが、ホルモンバランスです。
女性ホルモン分泌やコラーゲン生成の低下は髪の毛の生成に影響するからです。
睡眠不足やストレスはホルモン分泌の妨げになります。良質な睡眠をとり、自分に合ったストレス発散方法を見つけましょう。
しかしながら、どうしても加齢によりコラーゲンの生成や女性ホルモンが少なくなってしまいます。
加齢と共に髪にハリやコシが無くなり、細くなっていきます。
女性ホルモンに似た働きをしてくれる大豆イソフラボンをとることがおすすめです。
また、質の良い睡眠や運動などで成長ホルモンの分泌を促進させて髪の毛を成長させましょう。
加齢は避けることができません。
しかしながら、上記で述べたバランスの取れた食事、生活習慣の見直しとストレス対策、ホルモンバランスを整えることはアンチエイジングにもつながります。
毎日の運動習慣を身につける
ハゲる髪質に変化してしまった原因には、血行不良が関わっていることが多く、運動習慣は髪の健康にも効果があります。
ある程度の筋量を保つことには、以下のような効果があり、髪の健康にもプラスに働くことが期待できます。
- ストレス軽減
- 血行促進
- ホルモンバランスの改善
また、負荷の大きい無酸素運動は活性酸素や男性ホルモンの増加によって、AGAの原因となるジヒドロテストステロンを増やす可能性があります。
負荷の大きい無酸素運動は、行うのであれば、週に1回程度にしておきましょう。
【ヘアケア編】将来、ハゲる人にならない髪質の作り方
次は日常生活におけるヘアケアに着目したときの「将来ハゲる人」にならない髪質の作り方です。
日々、髪の毛をダメージから守り続けることが「ハゲない人の髪質」に髪の毛を導くとも言えます。
<ダメージを与える習慣>
- パーマ・ヘアカラー
- 洗髪の仕方
- 髪の乾かし方
1.パーマ・ヘアカラー
パーマやヘアカラーは化学薬品を使用するため、髪の毛がダメージを受けます。
ダメージを受けた髪の毛や頭皮は「ハゲる人の髪質」になり薄毛のリスクが高まりNGです。
しかしながら、白髪が多く気になる方は天然成分のヘナでカラーを楽しむことをお勧めします。
良質のヘナには白髪染め以外にも女性ホルモンに作用し、頭皮の洗浄や殺菌、疲労回復、デトックス効果もあります。
2.正しい洗髪の仕方
髪の毛は濡れるとキューティクルが開いた状態になります。
キューティクルが開いていると摩擦に弱くダメージを受けやすくなりますので、洗髪時の摩擦を少なくすることが重要になります。
以下の項目を心掛けましょう。
- 朝シャンはNG
- 髪の毛ではなく頭皮を洗う
- 洗髪前のブラッシング(目のあらいクシで髪の毛のもつれや汚れを取る)
- ぬるめの温度(35~38度)
- 予洗いはしっかり(お湯だけで2~3分しっかり湯シャン)
- シャンプーをよく泡立てて洗う
- 頭皮をマッサージしながら洗う
- すすぎ残しがないようしっかりすすぐ
3.髪の乾かし方
髪の毛を自然乾燥していませんか?
髪の毛が濡れていると摩擦などで傷みやすくなります。
さらに、濡れたまま髪を自然乾燥させると雑菌が増殖しフケやかゆみや匂いの原因に。
頭皮環境が悪化して「ハゲる人」の髪質になります。
まず、タオルドライで水分を拭き取ります。タオルドライの時は髪の毛をこすり合わせるのではありません。
髪の毛をタオルで挟み、水分をタオルに吸い取らせることを意識して、やさしくポンポンとプレスして下さい。
ドライヤーで注意する点は、距離、順番、あて方です。
距離:ドライヤーと髪の毛の距離は20㎝以上離す。
順番:えりあし→後頭部→側頭部→前頭部の内側、つまり乾きにくい根本から乾かす。
あて方:一か所に熱が集中しないようにドライヤーを振りながら熱を分散させる。
全体を8~9割ほど乾かした後、最後に冷風に切り替え髪の毛全体をクールダウンします。
冷風を当てると髪の毛の潤いも保たれ、ツヤがでやすくなります。
乾かす前に髪の美容液などを毛先に着けると、熱から髪を守ったり髪の痛みを防ぐ効果がありますのでお勧めです。(頭皮につけないように注意)
髪の毛をボリュームアップさせる方法
「髪の毛が細くて、ボリュームがでない」と悩んでいる人は、短期間でボリュームアップさせる以下の方法に挑戦してみてください。
- 髪をショートヘアにする
- ドライヤーでボリュームを出す
髪を短期間でボリュームアップするためのヘアケアについて紹介しますね。
髪をショートヘアにする
ショートヘアにすることで、自然と髪の毛にボリュームを与える効果があります。
髪の毛が長いと重力によって下に引っ張られて、ボリュームがない髪になりがちです。
トップが短く、全体的に髪の重量が軽いショートヘアにすると、ロングヘアよりもボリューム感を出すことができます。
また、スタイリングでもボリュームを出しやすいですから、自分に合ったショートヘアを楽しんでくださいね。
ドライヤーでボリュームを出す
ドライヤーを使う時に持ち上げるように乾かすとふんわり仕上がり、ボリュームを出しやすくなります。
他にも方法はあり、以下にドライヤーを使ってボリュームを出す方法をいくつか紹介します。
- 頭を下げて乾かす
- 冷風でセットを長持ち
- 根本をブロッキングする
- スタイリング製品を使う
- 髪を部分的に乾かす
ドライヤーを使ってボリュームを出す際には、適切な温度設定を選び、髪にダメージを与えないように注意してくださいね。
【髪が細い】頭皮が見える女性はここをチェック
髪が細く、頭皮が見える女性は以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 短い髪が増えた
- 髪のボリュームがなくなってきた
- 抜け毛が増えている
- 頭皮が透けている
- 髪の毛が以前より細い
- 髪のスタイルが決まりにくい
そんなお悩みをお持ちの時は、次の記事を参考にしてみてください。
まとめ
髪は長ーーーい友達と言われますが、長い付き合いになるかはあなた次第です。
「ハゲる人」の髪質になるのかどうかは日頃の食事や生活習慣の積み重ねの結果です。
「薄毛は元々の髪質とは関係ありません。
剛毛でも、昔と比べて髪が細く柔らかくなってきたら薄毛の兆候です。
髪質が柔らかくなり、薄くなる前に、ヘアケア・日常生活の両面からケアをしましょう。」
日々のケアによって髪の毛はその人本来の太さや強さを取り戻し艶やかな髪へと育ちます。
早めの行動が「ハゲる人」の髪質から「ハゲない人」の髪質へと変化させます。
将来の髪質を作るのはこれからのあなたのケア次第です。
もし、今の髪質が、昔と比べて明らかに細く柔らかくなっているならお気軽にお試し体験にてご相談ください。
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